日々の泡。

popholic diary

GALAXY LOVERS

休み明け。なんだか散々な一日。やたら寒いは、時間ないのに急ぎの仕事入ってくるし、午後から会議で駅までダッシュするはめになるし、いつもなら快速電車で寝ていくのだが、時間無いから新快速乗ったらなかなか座れないし、それでも時間無くて昼飯抜きだし…。やっと終わって外でたらもう暗い。なのでそんな自分に三宮そごうで山垣畜産の冷凍ミンチカツ(7個525円、安くて激ウマ!)をプレゼント。
CINEMA RETURNSでそんな中もうひたすら聴きまくってたのがシネマ「シネマ・リターンズ」。今も本日4回目リピート中。全然飽きないよ。そうシネマです。(ここ読んでる人には説明不要だろうけど)松尾清憲、一色進、鈴木左衛子、小滝みつる、錦織幸也からなる“幻の”バンド、実に26年ぶりのセカンドアルバム。プロデュースは26年前と同じ鈴木慶一!なんたって「シネマ」っすから映画をモチーフにしたコンセプチャルなアルバムに仕上がってて、とにかく濃度が半端じゃない。26年前の初期衝動と26年分の体験から得た技術と溢れかえるほどのアイデアとおいしすぎるメロディがこれでもかと詰め込まれてる。カルピスの原液より濃いね、これは。もう重すぎてダウンロードできないでしょ。2007年のアルバムとは思えない。もうね、四半世紀先を行ってる。このジャケットも凄すぎるよ。あー相変わらず松尾さんのヴォーカルは最高。ロックンロールのフェロモンが出まくってる。そしてそのヴォーカルに絡むコーラスが最高。これはシネマならではだね。久々のさえ子さんの歌声も嬉しい。メインヴォーカルを勤める「Rock'n Roll Stars in Heaven」は複雑で一筋縄ではいかないのに、詞も曲もサウンドも全部が全部とてもキュートでかっこいい。そうそうこれぞ、さえ子さんだ。ずっと憧れの女性だった。それから一色進作「ミセス・センチメンタル」も素晴らしいな。独自の憂いがあるのだが、ちゃんとしっかりポップのマジックが振りかけられてる。今作、一色さんの詞が全部めちゃめちゃいいんだ。そんな一色さん詞、錦織さん+松尾さん曲の「Backpacker Girlfriend」がフェイバリット。音の洪水、慶一さんのブルースハープが導く静寂の瞬間に毎回鳥肌が立つ。松尾さんのあの声で「みんな/誰かにとっての/みんな/大切な人〜」なんてフレーズ歌われてグッとこないはずない。いや、それにしてもシネマのこんなに新鮮な新作が聴けるなんてな。政風会の新作にも驚いたけど、いやはやどーなってんだ2007年。