日々の泡。

popholic diary

シンシア

モリモリ仕事して今日は早めに退社。妻と待ち合わせデート…なんてことあるわけもなく、保険の手続き。逆に身の危険を感じるぜ。いや、冗談ですよ。
music & meで今日聴いてたのは原田知世「Music & Me」。「原田知世」って字面見ただけで甘酸っぱい気持ちになるのは僕だけじゃないだろう。デビュー25周年だって。原田知世を発掘したという功績で角川春樹ノーベル賞あげてもいい(オーディションで亡き妹の面影を原田知世に見た角川春樹が、元々無かった特別賞を強引に作って彼女に与えデビューさせたって話も好きだな)。アイドルってのは大変なもので、若い時に輝けば輝くほど、その後辛い。ま、天地真理は極端な例だとしても多少はがっかり感が出てしまうもんなんだよね。しかしながら原田知世、恐るべし。がっかりどころか、逆にお得感が出てるよ。って何の話してるんだ。そうそう音楽の話。でこのアルバム、凛とした穏やかさがあって、彼女が大切に年月を積み重ねてきたことがわかる。大貫妙子の「色彩都市」の好カヴァー(中ジャケの大貫妙子との姉妹みたいなツーショット写真がめちゃめちゃいい)、高橋幸広のソフトエレクトロニカバカラック鈴木慶一のまさに鈴木慶一なグッドメロディなど彼女の声と相性のいい楽曲が並び何度でも聴けてしまう。でも安全パイな退屈なアルバムかというとそうじゃなくて、例えば高木正勝作「Aie」での繊細で生々しい息遣いなんかは、彼女がヴォーカリストとしてさらに進化してることがわかる。そしてキセル作「くちなしの丘」がとにかく素晴らしい。この曲はパーフェクト。新しいスタンダードに成り得る曲。大好き。