日々の泡。

popholic diary

スカーレットの誓い

いきなりいきますが、通勤の音楽はムーンライダーズ「マニア・マニエラ」。81年制作ながらレコード会社の「これは売れない」の判断で発売延期、翌82年、当時ほとんど普及していないCDのみで発売された作品。ムーンライダーズを語る上で外せない伝説ですね、これは。僕は86年、テントレーベルの再発盤で初めて聴いてぶっとんだ。「薔薇がなくちゃ、生きていけない」なんてフレーズに冴えない高校生は痺れたもんだ。特に好きなのは「工場と微笑」。ノイジーなギターのフレーズ、どこにもない誰にも似てないサウンド、言葉が放つイメージは、ここではないどこかに僕を連れ去った。こうして思い出してみると、高校の3年間って、ひたすらムーンライダーズを追っかけてたなぁ。愛読書は新潮文庫ムーンライダーズ詩集」だったし。