日々の泡。

popholic diary

くれない埠頭

今日も気がつきゃ13時間たってる。会社を出て、コンビニで栄養ドリンクを一本。ただの気休めだ。
青空百景で今日聴いてたのはムーンライダーズ「青空百景」。ライダーズ祭り開催中ということで。これは87年の再発時に初めて聴いた。もうこの頃はムーンライダーズありきの音楽生活。「ドントラ」以降の休止期間にクラウン時代のアルバムに遡り、プロデュース作を買い漁り、愛読書は「ムーンライダーズ詩集」ってな生活だった。それでもやっぱりこのアルバムを聴いた時は凄く新鮮で一発で大好きになった。「青空のマリー」の突き抜けきらない青空具合、「物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、眼をつぶれ」の陰りと文学の匂い、そして「くれない埠頭」のやるせなく果てしない切なさ…。青春時代なんて呼べる代物じゃなかったあの頃、僕の気持ちとこのアルバムは完全に交じり合い溶け合った。もし今、手元にあるCDが全部焼けてしまったとしても、ムーンライダーズの音楽は胸の奥でいつでも再生できる。