日々の泡。

popholic diary

淋しき心のブラスバンド

11月も終わりだというのにやけに暖かい。午後から会議の為、大阪へ。新快速ですっかり寝てしまった。乾燥しきった会議室で長い会議。終わって出ると外はもう暗い。折角、大阪まで出てきてるんだからと思うものの、だるい。それでもタワーだけは寄る。はちみつぱい「9th June 1988」再発盤購入。にしても相変わらずタワー梅田店のレジは遅い。5年前とちっとも変わってないな。客がずらっと並んでるのに、ちんたらちんたらやってやがる。時々店員同士でニヤニヤ雑談までしてやがるんだから、どうしようもない。しかし普段人とあまり会わないから大阪の人ごみに物凄く疲れる。ほんの3年前まで、10年も通ってたのにな。心や身体の球体がへしゃげてしまうような感覚。
THE WORST OF MOONRIDERS(紙)で今日聴いてたのはムーンライダーズ「THE WORST OF MOONRIDERS」。86年に出た2枚組みベスト盤。今日はDisk2のほう。これもよく聴いたな。特に「The Voice Of Bedside」と題されたDisk2の後半、「スカンピン」「月の酒場」「砂丘」「さよならは夜明けの夢に」「鬼火」「くれない埠頭」は一時期毎晩聴いてた。先鋭的なバンドが見せるリリシズム。そこにピタっとはまったんだな。僕も今よりずっと繊細だったしね。ガラスの十代-ってな頃だ。「さよならは夜明けの夢に」のイントロを聴いただけで、息が詰まりそうだったよ。30代にして、そのリリカル具合に「…乙女やなぁ」と呆れられるのは、多分ムーンライダーズのせいだ。