日々の泡。

popholic diary

大人は判ってくれない

朝食は、昨日残しておいたアサリの味噌汁とご飯。久々に炒り卵も作って。
早速だけど通勤の音楽はムーンライダーズ80年作「カメラ=万年筆」。80年といえば僕はまだ10歳、毛も生え揃ってなかった頃で、もちろんリアルタイムでは聴いてない。江口寿史が「すすめ!パイレーツ」の単行本のおまけ枠でベストアルバムとして挙げていたのはしっかり覚えてるけど。で実際、このアルバムを聞いたのは多分87年、高校2年の時。ウォークマンで通学時によく聴いてた。パンク・ニューウェーブの影響をモロに受けた、ライダーズのアルバムの中で最も「トガッた」アルバム。ユリイカ鈴木慶一インタビューによれば「未完成だって感じがする」「若干悔いの残るアルバム〜」とのことだが、その未完成なとこがいいんじゃない。アノ頃の僕は、友達なんていなくて休み時間は大概学校の図書室に篭ってた。村上春樹宮沢賢治立原道造となぜか奥崎健三の本とか読んでたな。わかってたのか、俺?「カメラ=万年筆」の神経質なギター、鈴木慶一の「しゃくりあげ唱法」、鈴木博文の言葉・・・北大路通りをうつむいて歩きながら何回も何回も聴いた。青春の意味さえわからなかった青春時代のBGM。「誰でもない/どこにもいない/いつのまにか/おれになって」(インテリア/作詞・鈴木博文