日々の泡。

popholic diary

隠せない明日を連れて

9時起床。サンドイッチの朝食を娘と。それから二人でハムスター小屋のお掃除。よくも、まぁこれだけ・・というぐらい殻を剥いた状態にしたヒマワリの種を隠し持ってやがる。それからダラダラと娘と遊んで過ごす。
昼から映画観にいく。観損ねていた崔洋一監督「血と骨」が滋賀会館シネマホールでかかったので早速。重いんだろうなぁ・・と思って観たが、案外あっさり観れた。映画としての語り口の巧さ、これは監督の腕ということでしょう。出てる役者さんが皆いい顔してる。ビートたけしの存在感はやはり別格。男優では松重豊柏原収史、そして色気を漂わせたオダギリジョーがいい。女優陣は全員素晴らしく、みな助演女優賞もの。中村優子濱田マリの熱演もさることながら、薄幸の娘を静かな悲しみを湛えて演じた田畑智子が素晴らしい。たけし演じる「金俊平」は祖国を捨て孤独に生き、闇を飲み込んでしまったかのような「怪物」。その「怪物」をとりまく人々の群像劇。闇にうごめく人間達の「生」の物語。その闇は「国」がもたらしたものなのか、それともそれこそが人間の業なのか。自分の中にも同質の闇が存在する、とふと思う。
で映画後すぐ帰ってスーツに着替え、結婚披露パーティーへ。同僚の車に同乗させてもらって長浜まで。同じ滋賀とはいえ、約2時間。遠いねぇ。車中のテレビで吹石一恵ちゃん。全くノーマークだったけど、バラエティでの変にこなれてない立ち振る舞いがかわいい・・。でパーティーでは食べることを主目的に据える。いや、もちろんお祝いがメインなんですけどね・・。でも立食って結局あんまり食べられなかったりするんだなぁ。にぎやかなパーティー、末席にてなごやかに過ごす。