日々の泡。

popholic diary

アイデン&ティティ

12月。2004年も、もう11ヶ月すんだ訳か。そりゃ、年もとるな・・。
少し音楽の話。「いい音楽」と「売れる音楽」は違うと昔から言われている。ここに来て、僕もそれを実感することが多くてヘコみがちになっている。例えばカーネーションみたいなバンドはこうしてネット上を見る限りは非常に評価も人気も高いが、実生活の中では「カーネーション?知らんなぁ?」という人がほとんど。僕は去年転職して「業界」の端っこで働いてるのだが、最初に「カーネーション最高!」という話をしたら、「カーネーション?あぁそんなん昔いたなぁ」「そんなマイナーなバンド、誰も知らんで」と言った扱いで愕然としてしまった。中学生の時に音楽に目覚めて、少ない情報を頼りに、レコード屋に毎日通って貪るように音楽を聴いてきた。一枚のレコードが扉を開き、多くの音楽と出会ってきた。もうそんな聴き方を20年してきてる。多分、この日記を読んでくれてる人もそんな感じだと思う。しかし今、音楽の送り手側にそんな聴き方をしてきた人は少ない。これは実感である。・・ここまで書いてとてもブルーな気持ちになってきた。売れる音楽ってどういうことなのかな。ヒットチャートにまみれて仕事しながら、どうしても僕にはわからない。「音楽」にすら聞こえない「音楽もどき」。皆が大好きで誰もが求めているらしい「音楽もどき」。やっぱり僕にはワカラナイんだ。
なんか辛気臭い話になっちゃった。でも「音楽ってそんなものじゃないぜ」
祝!南海キャンディーズM-1出場。HPで幾度となく激賞してきた異色の男女漫才コンビ南海キャンディーズがついにM-1グランプリに出場。我がことのように嬉しい。05年には一気にブレイクするだろう。あぁ早く全国区であの二人の漫才を見たい。