日々の泡。

popholic diary

A Dream Goes On Forever

もう休日は寝坊。ひたすらダラダラ。HDDチェックは「関根勤5ミニッツパフォーマンス」(今、一番おもろい!)、「ガキの使い〜」(「笑ってはいけない」未公開シーン、坂東英二おもろ)、「リンカーン」、それから深夜アニメ「墓場鬼太郎」(OPの電グルが妙にはまってていい)。
で夜、京都みなみ会館まで。カーネーションのドキュメンタリー「ROCK LOVE」観る。
観ながら思ったことをつらつらと書いていこうか。
これは「映画」ではなくて「映像作品」ってことでいいのかな。でもこうしてカーネーションが被写体となった作品が映画館でガツン上映される。それだけで感無量である。20数年に及ぶ活動をずっと見てきたんだもの。
揺れる画面、過剰なエフェクト。賛否両論あるだろうけど、結果的にあの表現で良かったと思う。それゆえ「映画」ではないよね、と言っちゃうんだけど。
直枝さんと本根社長の言葉。この両輪があってこそ、グッとくる。本根社長の「カーネーションは金になるバンドだと、今も確信してる」という言葉。言葉だけ聞くと凄い言い方だけど、この人は実際人生賭けてカーネーションの音楽に投資してんだから説得力が違うし、そう言う権利がある。
「音楽のこともわかって、お金のこともわかる人になりたい」ってのも本根社長の名言。エンタティメント業界に足りない人材はこういう人なのだ。エンタティメントで食ってくって並大抵のことではない。「いい音楽が売れる音楽」だなんて「ありえない」。そう思わされてきたし、そう思わざるをえないよね。でもそれじゃやっぱ嫌だ。金で買われたトップ40、勧誘目的の宗教お抱えバンドなんてクソだろう。「いい音楽を売れる音楽」にしたい。夢みたいな話かな。理想主義のバカげた幻想かな。でも徳間時代のカーネーションを覚えてるかい?あのカーネーションが音楽の力で、今このスクリーンに映ってる。
直枝さんの心の揺れ。その揺れに共振し共感してきた。その揺れの中心には決してぶれない想いが一個ある。だからずっと聴いてきた。
この作品はカーネーションの長い歴史、これからも続いていく歴史の中の1ピース。CDがあり、ライブがあり、ハリケーンという会社があり、矢部さんのソロや直枝さんの本があり、そしてこの作品があって全体が見えてくる。ある程度のピースを揃えたところで、この1ピースをはめればよりカーネーションのことを理解できるし、大切な1ピースではある。だけどこれが最初の1ピース目だとすれば…。カーネーションを知らない人がこの作品だけを見てどう思うだろう。一つのロックバンドを追ったドキュメンタリー映画として観れば、言葉足らずだし雑な面もある。うまく届いたらいいのだが…。
あぁでも劇場でこんな大音量でカーネーション聴けるなんて!単純に嬉しいや。
「いつでも夢を忘れずに」とか「夢を掴め」とか、なんか暑苦しくて、胡散臭くて嫌い。
でも今はこう思ってる。夢を見ることは悪いことじゃない。そして夢を見続けることが、いつか力になる。