日々の泡。

popholic diary

SOUND OF MUSIC

昨日は2時就寝で今朝は8時半起床。朝一で床屋へ。久々にがっつり髪切る。で妻と娘は子供会のハイキングに出かけてるので、一人パルコをブラブラ。雑誌イロイロ立ち読みして、服眺めたりして、でも買い物は結局せず。帰宅してご飯作るのも面倒なので、たまたまあったヤキソバUFOカレーソース味を。あっ、昨日もヤキソバだったのに。あれっ、金曜もヤキソバ喰ったな。何やってんだか。
娘のニンテンドーDSで、この前買った「スーパーマリオ」やる。中学時代以来だなぁ。ついついエンドレスでやっちゃうな。娘には「15分だけやで」などと言ってるが、こりゃ止められないや。
で、今日はライブ。そうカーネーション「御堂筋横断」@大阪バナナホール。開場は10分ほどの押しで4時40分。目に見えて動員増えてるのが嬉しい。缶チューハイ呑みながら開演を待つ。通常なら開演まで1時間はあるが、今日は5時開演。客電が落ち、いつものシナトラが流れ出す。何回味わっても、この開演前の瞬間って心躍るな。
そしてライブはスタート!セットリストや詳細なるレポはきっと、多くのカネファンが書くだろうから、いいか。
今日はゲスト無し、純然たるカーネーションライブ。もうのっけっから飛ばす。いい音。今、カーネーションとファンはとてもいい関係だと思う。会場全体が楽しもうとしてるし、メンバーも適度にリラックスしていて、きっちり音で答えてくれる。久々の「やるせなく果てしなく」に早くもグッと来る。中盤、客席のど真ん中に作られた「サブステージ」からのアコースティックセット。3人を取り囲むように皆その場に三角座りして聴く。たまらない。もうたまらないや。ずっと音楽を聴いてた。幼稚園の頃、アニメソングのレコードを家の小さなプレイヤーで聴くのが好きだった。小学2年の頃、毎日9時に寝てたが、「ザ・ベストテン」がある木曜だけは10時に寝ることを許された。お小遣いで自分専用のポケットラジオを買ったのは小学3年の頃。枕もとに置いて、毎日聴いた。家にあったモノラルのラジカセでエアチェックをし始めたのはその頃だったかな。テレビからは流れてこないメロディーとラジオで出会って大好きになった。小6の時、お年玉で買ったステレオラジカセ。ヘッドフォンで聴いたメロディー。頭の後ろに音楽が拡がってステレオの音の良さに感激した。2つ上の兄が高校入学祝に買ってもらったステレオコンポ。でっかいスピーカーの前で身体中が音楽に包まれた。音楽雑誌を何冊も立ち読み、レコード評をチェックしては駅前のレコードショップに通った。少ない小遣いで月に一枚だけレコードを買う。レコード袋を抱えて家まで帰るときのワクワク感。そのレコードをゆっくりターンテーブルに載せる。あの時のたまらない気持ち。テスト勉強のBGMのはずが、聴き入ってしまい勉強なんかどーでもよくなった。授業をサボってウォークマンで聴いてたあのメロディー。何者でもない自分の唯一の支えだった。初めて行ったライブハウス、とても広く感じた。いつまでも続く耳鳴り。身体よりでかいスピーカーから流れてきた爆音。あの感じ。誰かのことを想い、眠れない夜にもメロディーは流れていた。初めて女の子に電話する前にはメロディーが後押ししてくれたし、恋の結末から逃げ出した臆病で卑怯だった僕を責めたメロディーもあった。逆にとりあえず慰めてくれたメロディーもあった。世界中の憂鬱が窓の向こうから襲ってくるような時も、音楽があった。音楽が結んでくれた友情、扉を開き自分の世界を拡げてくれた音楽。友達の部屋で、買ってきたCDをワイワイと聴いた、「青春」の意味を教えてくれたメロディー。就職が決まり、青春の終りに胸に響いたメロディー。新しい生活の中に咲いたささやかなメロディー。新しい命を抱きしめて聴いたメロディー。いつでも音楽があった。何もかもがうまくいかなくて、どんづまりの気分で泣きながら車を走らせた時、救ってくれたのはやっぱり音楽だった。音楽に後押しされて、また新しい世界へと足を踏み出した。そう、いつも音楽がそこにあった。直枝さんの歌声を聴きながら、一瞬にして様々な場面が、胸に蘇ってきた。あぁ、なんだろうこの気持ち。音楽を聴いた時の、素晴らしい音楽に触れた時のこの気持ちは。ずっとこの気持ちを追いかけてる。本編ラストは「PARADISE EXPRESS」。「一筋の風を俺は追いかけてんだ」ずっと音楽を聴いてたんだ。2回目のアンコール。サブステージの直枝さんが歌いだした「あの日どこかで」。アコースティックギターの響きと直枝さんの歌声が胸を締め付ける。そして中盤、メインステージからドラムとベースの音が流れ出す。その瞬間、全身に鳥肌がたった。ミラクルを感じる瞬間。素晴らしい音楽の贈り物。ラストは「夜の煙突」だ。16の時、初めて聴いたカーネーションの曲はこの曲だった。
実に3時間20分。21世紀最強にして最高のロックトリオ、カーネーション。たまんねーな。
まだ、書き足りないんだけど、また今度。全くレポになってませんが、結局僕はレポとか書けない。僕が言葉を書く理由は、僕が追いかけてるものは、多分そういうもんじゃない。カーネーションの素晴らしい音楽に触れ、そんなことを思った。