日々の泡。

popholic diary

2001年4月下旬の話。

2001/4/16~30

東京で話題だという木村拓哉主演のコメディ「TV's High」が関西でも始まったので、とりあえずチェック。前から当日記で書いてるように木村って野郎はどうもいけ好かないんだが、シティボーイズショーの三木聡氏をメイン作家に、木村祐一宮藤官九郎という今最もするどいコント作家2人を揃えた番組とあっては見なきゃいけないでしょう。内容的には三木聡らしいナンセンスコメディ。初回なんでこれからどう展開するのかだな。

両親が孫の顔見たさに来宅。まさに「孫という名の宝物」状態。でそんな娘をえさに昼食をびわこホテルでご馳走になる。せっかくの料理だったが、花粉症で鼻ががっちりと詰まってて十分味わえず。もったいないことした。

家族で近所の「ユニクロ」で買い物。春物のシャツやらTシャツやら買い込む。デフレですな。

ビデオでケンドーコバヤシがレギュラーの新番組「見参!アルチュン」チェック。なぜか我が家は夫婦揃ってケンドーコバヤシファンなのだ。なかなかおもしろい。これは当りかも。スティーブンセガールの娘、藤谷文子が予想外におもろくてびっくり。

遅く帰ってきて、夜寝る瞬間、今日は妻の誕生日だったことを思い出しあせる。妻はもうすっかり寝てしまっているし、当然プレゼントなんか買ってない。ま、しかし俺の誕生日もまったく何もなかったしな。だいたい自分でケーキ買いにいったもの。

とはいえ、やはり今後のことを考え、一日遅れだけど仕事後、ケーキ買って帰る。「昨日はケーキ屋が閉まってて・・」とかなんとか言いつつ。

ワールドスタンダードの鈴木惣一郎氏がDaisy world wide webでの日記にピチカートファイブについて書いてるんだけど、これがなんかいい。若き小西康陽、鈴木惣一郎のPOPミュージックにかける想い、見守る細野さんつー図式や音楽に魂を奪われた文科系男たちの熱い想いと最初の一歩。なんつーか80年半ばの細野さん率いるノンスタンダードレーベルやムーンライダーズ周辺の水族館レーベルとかの動きってPOPミュージックシーンにおけるトキワ荘のような感じがする。細野さんが手塚治虫なら不遇時代を超え、一気に才能を爆発させる小西は赤塚不二夫というところか。この頃の音楽は僕のリスナー人生の原体験ってこともあって興味深いなぁ。今思うとノンスタンダードレーベル、凄いメンバーだな。アーバンダンスの成田忍、Shi-Shonenの戸田誠司、そして前出の小西康陽に鈴木惣一郎。水族館周辺にはパール兄弟サエキけんぞうやポータブルロックにいた野宮真貴、そのポータブルロックを手本に小西がピチカートを立ち上げたという話は有名だし、なんか才能がリンクしあいながら世界が徐々に動き出していく感じってのはぞくぞくするなぁ。10年後ぐらいにこの辺りの物語を市川準監督の「トキワ荘の青春」のりで映画化して欲しいね。

久々の土曜休日。なんだけどちょっとした荷物をとりに会社まで車で。娘がいっしょに行きたいというので大阪まで二人でドライブ。もち車内の音楽はピチカートファイヴ。キャッチーなピチの音楽は娘も大好きで最近は「とーきょーはよるのしちーじ~」とか「きみみたいにきれいな~おんなのこは~」とか「らららら~ら~ら~らららら~ら~ふーっ(「12月24日」のコーラス部分)」とか口ずさんでいる。今日覚えたのは「ばいばいべびあんうにゅうにゅ・・」。「Goodbye baby & amen」のサビ部分だが、ちょっと英語は難しいね。

日曜。朝から家族で湖岸を散歩。ちょうど花フェスタとかいうイベントやってたのでぶらっと。デジカメで娘撮影したりして遊ぶ。

でついでにパルコにできた2プライスのスーツ屋を覗く。オープンセールの900円のシャツとネクタイ購入。サラリーマンにゃ、スーツとかワイシャツってのは消耗品。安く買えりゃそれはそれでいい。はっきり言って、妻子もちローンありの安月給サラリーマンは金がないんだよ!

なんとなく「ココリコミラクルタイプ」見る。おもしろいか、おもしろくないかと問われれば、7:3でおもしろくないと答えざる得ないんだけどね。でも、坂井真紀ちゃんにやけに惹かれるところありで許す。

休日。娘はじいさん、ばあさんと結婚式へ。花束贈呈役をオファーされての出席。
で妻と私は大阪まで芝居見に行く。明石家さんま主演の「七人ぐらいの兵士」。なんと最前列。日本芸能史上に残る爆笑王・明石家さんま氏をこんなに間近で見れるとは。で芝居のほうはなんつーか、うまい!生瀬勝久の巧みな脚本と水田伸生の王道を行く演出。そして我らがさんま師匠の恐るべしバイタリティと笑いを決して逃さない爆笑王としてのプライド。実に3時間半の舞台がまったく時間の長さ感じさせず。大いに笑い、最後に泣いた。いや、まじで8400円というチケット代は普通は高いが、見終わった後、妻ともども8400円は安いと思わず言ったね。役者さんもみないい。明石家さんまという日本一おもしろい男を絶妙に演劇の中に取り入れ、演劇人達との違和感を払拭させることに成功した生瀬勝久氏の脚本と間口の広い受けの演技に拍手。しかしおもしろかった。「明石家マンション」でもおなじみになった、温水洋一とさんま師匠の掛け合い、生瀬-さんまによるスリリングな笑いの報酬、時に客席をも巻き込み、その場その場で最大限の笑いを生もうとするさんま師匠の偉大なる笑いへの執念とどんなときでも笑いを逃さない反射神経。いや、はや感服いたしました。

休日。朝から娘連れて近くの複合型スーパーに「おじゃ魔女どれみショー」見に行く。
が天候不順で野外でのショーは中止。で店内で握手会&写真撮影会。明らかに着ぐるみなれど3歳の娘にはそんなことはどーでも良くて、そこにいるのはもうどれみちゃんだったりおんぷちゃんなわけで大興奮。しかしまぁ娘の手をひき写真撮影会の列に並びながらなんつーか苦笑いって感じっすね、お父さん方・・。こうして休日は過ぎていくのだ。