日々の泡。

popholic diary

2021年6月12日~18日の話。

土曜日。朝から庭の枇杷を収穫。20年ほど前、何気なく庭の端に埋めた一粒の種。別に育てる気も無く放ったらかしにしてただけなのだがぐんぐん成長しもはや切ることも容易にできないぐらいになっていた。そんな枇杷の木に去年初めて少し実がついた。ほとんどを鳥につつかれ収穫できたのは10個ほど。で今年、見上げると実が鈴なりに!鳥につつかれる前にと収穫するとまぁこれが凄い量。ゆうに100個、いや200個はあろうかという立派な枇杷。脚立に登って大収穫祭。人生フルーツですな。

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午後はアマプラで韓国ドラマ「マイ・ディア・ミスター」6、7話を。7話の最後でやっとIUの笑顔が観れた。イ・ソンギュン演じる人生に諦め疲れた男ドンフンに思わず感情移入。しかしドンフンが巻き込まれていく会社内の権力争いの物語、IU演じるジアンのケン・ローチ的な貧困と社会の物語、ドンフンの兄弟たちの負け犬達の物語と濃厚な3つの物語が交差し互いに共鳴し合う。見応えあり!

夜はTVで「キングオブコントの会」。俺たちが好きだった、そして観たかった松本人志が帰ってきた!という感じ。最後の「管理人」コントには笑ったし唸った。映画にして欲しいぐらいだ。

日曜。大量収穫した枇杷を前に茫然。とりあえず形のいいものは生食用に。そして残りの半分をまずは砂糖水で煮てコンポートに。これは朝のヨーグルトと合わせて食べよう。そして一部を使って枇杷のゼリー。これは今日と明日のデザート。でさらに残りは枇杷ジャムに。砂糖とレモン汁といっしょにコトコト煮込む。これは毎朝のトースト用だ。

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そんな訳で半日、台所で枇杷と格闘。すっかり疲れた。我慢しきれず「マイ・ディア・ミスター」8話を。あぁジアンには幸せになって欲しい。とすっかりはまる。

月曜。ドンフンのように疲れ切って会社へ。

火曜。「大豆田とわ子と三人の元夫」最終回。まるで円環を描くようにチャーミングなラブコメディで最終回。でも1話に感じたそれとは違った味わい。カメラ目線でタイトルコールを決めるオープニングとエンディング(これ毎回最高だった!)、伊藤沙莉のナレーションと「フィクション」であることをことさらに強調する演出。そう、これは作り物の物語。でもそこに息づく登場人物たちの一挙手一投足、丁々発止のやり取り、役者たちの表情、物語の中に自分の人生を照らし合わせ、泣き、笑い、心を動かす。こんな時代だから、いやどんな時代にだって物語は必要で、それは経済や生活にとってはとるに足らないかもしれないけど、やっぱりかけがえのないとても大切なものだと思う。そんな物語が描いた人生賛歌。気持ちのいいドラマだった。しかし改めて松たか子が素晴らしかったなー。

木曜。タイムフリーでひたすらラジオを聴く日。円楽師匠ゲストの「伊集院光とらじおと」、珠玉の芸談水道橋博士さんゲストの「くにまるジャパン極」はタモリさんの数々の逸話を。「角田龍平の蛤御門のヘン」。ウーマナイザー話に爆笑。そしてNegiccoのKaedeさんがゲストに登場。音楽番組とは違う切り口でたのし。「アフター6ジャンクション」では吉田豪さんによる萩尾望都著「一度きりの大泉の話」を巡る話を。根深いなー。西森路代さんによる「日本のドラマ」話。先の「大豆田とわ子~」に渡辺あや脚本「今ここにある危機とぼくの好感度について」、安達奈緒子脚本「おかえりモネ」などについて。今、日本の社会について知るには腰の引けた報道よりも断然ドラマを観るべきだと思うな。Spotifyの配信番組小泉今日子の「ホントのコイズミさん」宮藤官九郎ゲスト回。「あまちゃん」裏話から勘三郎さんの話、「俺の家の話」の話などなど全部面白い!地に足付いたキョンキョンの対話は素晴らしいなー。

金曜。いろいろ精神的にハードなことがあってヘトヘト。仕事って大変だなーとかなんとか。でもまぁ明日は休みだ。

今週聴いた音楽

  • ムーンライダーズ トリビュート・アルバム 陽気な若き月影の騎士たち」
  • 「1959」Soggy Cheerios
  • 「丁酉目録」桶田知道
  • 「幸福」岡村靖幸
  • 「操」岡村靖幸
  • 「Youth-Original Soundtrack」Kaede
  • 「袖の汀」君島大空