日々の泡。

popholic diary

ひとつだけ

朝からHDDで昨日の「ドリームマッチ」見直したり(バッファロー竹若さん最高!さまぁ〜ず大竹、バナナマン設楽コント師ぶりも素晴らしい。でもやっぱり松本・内村ペアなんだよなぁ。「夢で逢えたら」直撃世代なので、そりゃ興奮するでしょ)、「麒麟の部屋 あるある竜王戦」観たり。
で滋賀会館シネマホールで映画一本。珍しく家族そろって。前田哲監督「ブタがいた教室」観る。
新任教師の星(妻夫木聡)が教室に一匹の子豚を連れてきたところから物語は始まる。「ブタを飼って、育てた後、自分たちで食べる」という授業の始まり。「Pちゃん」と名づけ、子供たちは豚を育て始める。様々な感情の芽生え。やがて卒業式が近づき、子供たちは最後の決断を迫られる-というお話。ってもうみんな知ってるか。で映画なんだけど、これが良かった。泣きに逃げず、子供たちをまっすぐに捉えててね。子供たちが命と向き合い、それぞれがその10数年生きてきた人生の中から感じ取ってきたものを一生懸命見つめ、考え、自分の答えを探そうとする。カメラが真摯に映し出したその姿は、演出以上の絶対的な熱を帯びていた。もちろん劇映画なわけだけど、子供たちの言葉や表情、涙は演技をはるかに超えていた。お父さんにはぐっときたな。娘にはどう映ったかな。最後はすすり泣いてたようだが、今この映画を見て感じた事ってのは、この先しっかり血となり肉になっていくだろう。