日々の泡。

popholic diary

おだやかな暮らし

9時起床。朝一で映画を一本。この話は下で。
で娘と焼きそばの昼食。焼きそばはいつ食べても美味しいな。ソース最高。妻がバイトから帰ってきたところで、みんなでお出かけ。新しく出来た超大型ショッピングモールへ。片道約25分、自転車に乗って。湖岸沿いを走り近江大橋を渡る。途中でめんちかつさん(id:nota10)とばったり出会う。行動パターン似すぎだな。でショッピングモールうろうろ。基本チェックポイントは本屋とCD屋。本屋はともかく、CD屋がもう…。映画館があるのは嬉しいんだが、結局上映作品は大手配給会社のどこでもやってる作品ばかり。この地域では3つ目のシネコンなんだが、やってる作品は同じのばっか。そうなっちゃうのかね。でコメダ珈琲が出来たのは素直に嬉しい。早速シロノワール食べる。娘に食べさせたかったんだ、これ。
で話戻って映画。滋賀の映画館の良心、滋賀会館シネマホールで長崎俊一監督「西の魔女が死んだ」観る。
中学一年のまい(高橋真悠)は学校に居場所をみつけられず登校拒否になってしまう。いっしょに暮らす母はそんなまいを田舎に暮らす英国人の祖母(サチ・パーカー)のもとに預けることに。そして“西の魔女”とよばれるおばあちゃんとまいの暮らしが始まる。ってな話。これが思いのほか、良かった。いや、相当良かったっすねぇ。生活を美しくすること。丁寧に日常を生きるおばあちゃんの姿がまず美しい。そして大人になる前の、少女特有のとまどいや一途さ、清廉潔白ゆえの残酷さとかがうまく描かれていた。単純に田舎で癒されてめでたしめでたしじゃない、ビターな展開も深みがあって良し。少女の心の中に残るであろう後悔、それもまた一つの修行であり、大人になるために必要なものなのである。サチ・パーカー、高橋真悠、とにかくこの二人が完璧。幼少時代、日本で暮らしていたというサチ・パーカーのきれいな日本語。そして深い優しさの中にお茶目さを覗かせる表情。高橋真悠も少女だけが持つまっすぐさそれゆえの頑なさがクサくならずに出ていて素晴らしい。この二人のキャスティングが大成功。ほぼ全編二人芝居ゆえ、ここがこけたら台無しだもんね。粗野な男を演じる木村祐一が最後持ってくんだ。キム兄映画に外れなし。それともう一つ良かったのが音楽。噂のトベタ・バジュンが手掛けてるんだね。