日々の泡。

popholic diary

People Are Strange

昨晩もずるずる夜更かし。でも今朝は7時半に目覚めてしまう。
妻と娘が瀬田にある某大学の学園祭にジャルジャルが来るから観に行きたい!ということで皆で出かける。僕も観たいとこだったが車が停められないので妻と娘を大学で降ろして、近くにある近代美術館へ。昨日から始まった「アール・ブリュット」展観る。「アール・ブリョット」それは「加工されていない、生のままの芸術」を意味する。要はアウトサイダーアートだ。正規の美術教育を受けていない人々による表現。あのヘンリー・ダーガーの原画が観られるってことで早速行ってみる。うわー圧倒されるな。アウトサイダーアートと言っても様々あって、こうして観るとヘンリー・ダーガーなどは実に理路整然とした作品に観える。ま、実際彼の場合は、もう自分の中に絶対的なストーリーや完成形があってそれを冷静に忠実に作品化しようとしてるわけだから。もちろんその完成形の独創性や美しさのクオリティが突出してるから素晴らしいのだけれど。今回は約60の作家の作品が展示されている。その中には作家の情報が全くないものもあれば、作家そのものすら不明ってのもある。もはや無自覚の作品。その作品の意味を辿れば、行きつくところは脳機能学だろう。僕らが寝ている間にあらゆる記憶が脳の中で整理されていく。その過程で現れるのが夢。一部の作品などは夢そのものである。目覚めながらにして記憶の再編を脳が行っていて、それがこのような形でアウトプットされてるとしか思えない。いや、でもそれぞれ強烈ではあった。一切フィルターかかってない感じ。一番印象的だったのはエドモン・モンシェルという人の作品。ミリ単位で描かれる無数の顔のイメージで埋め尽くされた作品。強烈なイメージの増殖ぐあいに目眩がした。
で妻と娘を大学まで迎えに行き、ケンタッキーの食べて買い物に行って帰ってきたら夕方。