日々の泡。

popholic diary

リッスントゥザミュージック

さて、金曜。今日はサクサク仕事。のはずが思いのほかズルズル。映画観に行きたかったが10分ほど間に合わずにまっすぐ帰宅。でも結局、レイトショーで観に行くことにした。堤幸彦監督「20世紀少年」観る。
…。まぁな。そりゃ、こうなっちゃうよな。しょうがないよ。原作を見事に小さくまとめちゃったのね。いや、確かにあのままは無理だから。縮小コピーしなきゃまとまらないわな。以上。
正直言うと、原作には相当感動したんだ。それはやっぱ思想の部分で。もう絶対譲れない「思想」が一個真ん中にあって、複雑で壮大なストーリーはホントは全部装飾。いや、相当見事な装飾だけど、そこからにじみ出るその「思想」の部分にたまらなくグッときてたんだ。言いすぎちゃうと、俺が考えてることといっしょじゃないか!なんて。で映画はそこバッサリ切っちゃってんだ。あらすじ語りに終始。いや、凄く頑張ってコピーしてんだよ。でも致命的なことを一つ言うと「ロック」を感じなかったんだ。特に「画」。画面からロックの匂いがしないんだ。日本テレビの匂いがしちゃってんだ。唐沢寿明は良かったんだけどねー。そうなんだな。大スクリーンが数センチの漫画のヒトコマに負けちゃうんだな。迫力、スピード全てにおいて。これは映画がダメという意味じゃなくて漫画が凄すぎるんだね。
でも第二章も観るでしょ、きっと。予告で映った古田新太が最高だったから。