日々の泡。

popholic diary

Love & Hate

今日は会社帰りに滋賀会館シネマホールに滑り込んで映画一本。瀧本智行監督「犯人に告ぐ」観る。
連続児童殺害事件発生。と名乗りテレビ局に脅迫状を送り付けてきた犯人。捜査責任者をテレビに出演させ劇場型捜査を敢行する警察。テレビに担ぎ出されたのは、6年前に誘拐事件の犯人を取り逃がしマスコミの糾弾を受けて失脚した刑事・巻島。果たして巻島はを追いつめられるのか!ってなお話。太っ!骨太っ!いやー、魅せたねぇ、魅せたよぉ。一時も手綱が緩まることなくグイッと物語の力で引っ張った。2時間ちょいの時間を緊張感保ったまま、淀みなく魅せていく演出力はお見事。心にグッとくるとかいうのではないけど、映画ならではの凄味があっておもしろかった。大人のエンタティメントなんてベタな言葉を使いたくなる。刑事・巻島演じるは豊川悦司。眉間に皺、寄ってたねぇ、寄ってたよぉ(ちょっと気に入ってる)。っつーか出てくる男たちみんな寄せてた。総「眉間の皺」数、No1映画!というキャッチをつけるべき。でも地味ながら絶妙な男臭を放つ役者陣のアンサンブルが素晴らしい。笹野高史名脇役ぶりを発揮。厭味な男をいやーに演じた小澤征悦も良かった。ま、とにかくなかなか見応えありっすよ。