日々の泡。

popholic diary

花いちもんめ

そんな訳で昨日の話。ヨドバシカメラの裏を抜け、目指すはシャングリラ。ここは初めてだな。梅田といえどもひっそりとした場所に場違いな椰子の木を掲げたライブハウス。前を歩くはお馴染みめんちかつさん(id:nota10)とけすいけさん。どもどもと声をかけ会場前で開場を待つ。TSUKASAさんも来られていやどうもなんて。そうこうするうちに開場。先行チケット入手の御三人さんお先にどうぞで、僕は後から入場。前から2列目、めんちかつさん席取ってくれてありがとう。空きっ腹にビールを流し込んで開演を待つ。ドラムにハモンド、今日はがっつりバンドサウンド。スピーカーの真ん前が嬉しくもあり怖くもあり。
でライブが始まる。オットコ前な中原由貴嬢のドラム、職人技が冴える伊藤隆博氏のハモンド、BM's最高!クールな田中君は相変わらずハンサムボーイである。水色のストラトからクリーンに響く音。音のほうもハンサムボーイなんだから。あんたそりゃモテるだろ!で青山さん。飄々としながらキレがあってコクがあるギターの音!エレキの青山さんはやっぱかっこいい!泥臭さとファンキーの絶妙なバランス。二人のギターも相性いい。田中君のスライドが決まる「難破船のセイラー」なんか絶品。
でだ。鈴木茂御大登場!昨年は生・細野さんを見れて大感激だったが、今年は生・鈴木茂!あー20年以上音楽ファンやってきて良かった。で、鈴木茂。スゲーよ!ファンキーでロッキンで暴れん坊なギタープレイ。ぞくぞくしたねぇ。痺れた。「抱きしめたい」から始まって「スノーエキスプレス」(うっ、めちゃかっこいいぜ)爆笑の「森進一」ネタなど挟みつつまさにヒットパレードが続く。すっとヴォーカルから入った「8分音符の詩」には思わず「おぉっ」と声が漏れたね。それにしても「ソバカスのある少女」を生で聴く日がくるなんて高校生の時にゃ夢にも思わなかったね。生きとくもんだなー。このメンバー従えて、ハードにロッキンなソロアルバム作って欲しい。いや、まじで。ヘナヘナなジャリバンドなんて聴いてられない。ここは一つ御大に登場願って、物欲まみれ宗教絡みのくそロックシーンにガチコーンと一発かまして頂きたい。
で鈴木御大はけて青山、田中両氏が最後の盛り上げ。田中氏「春雨道中」、青山氏「Ultra Sonic Bicycle」と実に気持ちのいいラスト。しっかし御大、強力すぎたよ。
でアンコール。三人登場でまずはカバー。で意外な選曲「さよなら通り3番地」。伊藤氏のトロンボーンが渋い。で大ラスは「はいからはくち」!あのイントロのリフを!鈴木茂が!今!目の前で!弾いてるんだって!感動だって!と越中詩郎口調になるぐらい興奮。青山さのヴォーカルもいいねぇ。「カンソー!」もあり(ちょい遅れたけど)。それに中原由貴嬢の気合のドラムソロもスゲー!松本隆より巧いって!いやー盛り上がった。「はいからはくち」やで。どやさ。いいライブだったなー。あっという間の2時間。細野箱DVDでも細野さん以上にインパクトを残す鈴木茂氏。もうブームだね。
そんな訳で今日は早速「バンドワゴン」聴きながら通勤。しかし感動も吹き飛ぶド忙しさ。あのライブの後、仕事なんかばかばかしくてしてられないんだけどなー。ま、大人なのでやるけどね。ド残業して帰宅。
で今、「ラグーン」聴いて「風街ろまん」に入りましたとさ。