日々の泡。

popholic diary

見下ろすだけ

月曜。なんだかやる気が出ない。年末ということでエンジンブレーキかけてる状態。やる気ダダ漏れ。友達にタダ券もらったので、早速帰りに映画館へ。ま、これもタイミングで。
マイケル・アニアス監督「鉄コン筋クリート」見る。うーこれは評論しづらい映画。評論する意味が無い。これは「感じる」映画だから。観念的で哲学的、じゃ退屈な映画かと言われれば、全然そうじゃなくって一瞬も目を離せない。シロとクロという主人公二人の名前が象徴しているように、善と悪、聖と邪、光と闇、あらゆる相反する観念の話。そしてその相反するものは混ざり合い、絡み合う。投げ出される混沌、矛盾。感じ、考える映画。良い-悪い、おもしろい-おもしろくないを越えた場所に訴えてくる物語である。
で特筆すべきは、蒼井優の恐るべき才能。シロの声。多分、あの声が答え。ちょっと怖いぐらいに良かった。蒼井優ちゃんが声やってるって情報持って聴いても、あれはシロの声にほかならない。参った。素晴らしい!それとさすがの本木雅弘、意外にクドカン良し。
帰ってJB死去の報。合掌。