日々の泡。

popholic diary

弾丸を噛め

宇宙の片隅、時代の外れ。ありふれた日常を歩く憂鬱な男。そんな訳で今日から9月。
飲み込んだ言葉が、腹ン中で石になってる。砂を噛むように時間をやり過ごし、くだらねぇと呟いてみたり。でもその言葉は確かに俺に向いている。
大量生産のクソみたいな曲。金で買われたトップ40。うまくやってるつもりかよ、もう全部ばれてるよ。そろそろ怒ってもいい頃だろう?20年なにやってたんだ。さぁ交代だ。
とかなんとか。今日は早く会社出る。
パチンコ屋のネオン。白くきれいに光る。嘘つけ。灰色の男と紫色の女。消えてくれて結構。
いつものごとくレコ屋と本屋覗く。
一人遊びが上手な子供。一人ぼっちで死んでいくんだぜ。繋がらない点と点。その指に触れたら、世界が変わるかもしれないのにな。
二階堂和美二階堂和美のアルバム」と松尾スズキが表紙のTVブロス購入。
エレベーターが連れてってくれるとこなんか、たかがしれてる。信号が青になってもそれだけのことさ。腹ン中の石がゴロゴロいってる。
9月になったというだけで、なんとなく少し涼しくなった気がするな。いつものように警察署の横から裏の路地に入り、Y字路の左側を進む。
街灯に群がる小さな虫。一匹がポトリと落ちた。見た夢はなに?やがて干からびていく。
それでも。なのか。だから。なのか。
貰い物の「いもきんつば」。甘くて美味しい。それだけで救われる。
取るに足らない、かけがえのないもの。握った手の、中にある。