日々の泡。

popholic diary

ブルーの構図のブルース

今日は雨だ。梅雨だもんな。雨ばっかりでも鬱陶しいが、晴れた日ばかりじゃつまらない。帰り道、水溜りを通り過ぎた車にしっかり水しぶきをひっかけられる。濡れ鼠だ。ま、俺はひっかけるよりもひっかけられるほうが似合ってる。
球体の奏でる音楽で今日聴いてたのは「雨がよく降るこの場所では〜」と歌っていた小沢健二。3枚目のアルバム「球体の奏でる音楽」。この前、思いがけず渋谷毅氏のピアノを聴いてふと思い出したから。氏のピアノをフィーチャーしたオザケンの穏やかなジャズアルバム。あー、やっぱこの人の音楽好きだわ。もうこのアルバムタイトルだけで、鼻の奥がツーンとするよな感覚に襲われる。もうすっかり大人なのに「大人になれば」なんて曲にグッとくる。なんだか、悲しいこととか、辛いこととかもあるっちゃあるけど、ま、それも込みだよなぁなんて。子供の頃より、今のほうがずっとロマンティストになってる。ある種の諦めや身体中の小さな傷が、人をロマンティストにするのだよ。なんつって。