日々の泡。

popholic diary

キミの宇宙船

昨日は寝苦しい夜だった。エアコンのタイマーが切れるたびに目が覚める。浅い眠りでオムニバス映画をみるように何本もの夢を見る。どれもがどこか狂っていてイライラするものばかりだった。
月曜はいつもの調子で。頭回んないな。ま、いつものことだ。
おひさまで今日聴いてたのは種ともこ「おひさま」。この前、久々に彼女の初期作品を聴いたのだけど、ポップで弾けた音で描かれる物語は良質の少女漫画のごとく。キュンとくる切ないフレーズ、ストーリーテラー型の才気溢れるソングライターぶりに改めて感心した。その後、90年代に入ってからの彼女の仕事振りについてはもはや天才としかいいようがなくて、その辺についてはいずれ書く。で今作「おひさま」はホッピー神山プロデュース。ちょっと意外な組み合わせと思ったが、これが正解。菅原弘明氏のギターを中心としたちょっとオールドスタイルな音像のロックサウンドが良い。歳相応の、と言うと失礼かもしれないが、一曲一曲の物語にはビターな味わいがあって聴き応えがある。落ち着いた大人のアルバムではない。大人ならではの切なさがあって、ちょっと胸の奥がヒリヒリとする。