日々の泡。

popholic diary

ハッピー・サッド

代休をとる。入院中の父が病室を移ることになったので、見舞いもかねて病院へ。外は穏やかに晴れわたっている。行きの車中でずっとピチカートファイヴを聴く。ハッピーでキャッチーな音楽をしこたま聴いていたい気分だ。
病院の食堂で母とランチ。こうして母と二人でご飯を食べるなんて何年ぶりだろうか。話、イロイロと。それにしても大きな病院だけあって、凄い人の数。ま、年をとればそれなりに身体にもガタがくる。誰しも皆いっしょだ。メンテナンスの為に入ってるわけだから、何も心配することはない。
人は欲深いから、ありふれた日常を生きるってことが、かけがえのないことだってことをつい忘れてしまう。分不相応な刺激や快楽、幸福を望んでしまう。いつまでも、ふらついてんじゃねーよ-と自分に言い聞かす。
見舞いに来てくれていた伯父を送って帰る。午前中の天気が嘘みたいに土砂降り。カミナリが横に走った。でも明日にはまた晴れるだろう。
帰りもずっとピチカートを聴く。とびきりハッピーでキャッチーで、そしてサッドな音楽を。