日々の泡。

popholic diary

晴れた日に。

今日はいい天気だ。でいきなりですが聴いてた音楽は鈴木博文「無敵の人」。氏のブログwangan-noteron開設を記念して。
このアルバムも相当聴きこんだな。高校生の頃-おかしな言い方だが-鈴木博文になりたかった。ムーンライダーズと出合ったのが中学3年の時、「アニマル・インデックス」というアルバム。鈴木博文作の2曲「ウルフはウルフ」「駅は今、朝の中」に痺れた。今思えば、僕にとっての最初の文学でもあった。そして2枚組みライブ盤「THE WORST OF MOONRIDERS」。「くれない埠頭」「月の酒場」「さよならは夜明けの夢に」僕はいよいよライダーズにはまっていく。そしてその中でも鈴木博文の存在は特別なものになっていった。氏が17歳の時に作った「大寒町」。15歳の僕は、この曲のロマンティシズムとダンディズムにいたく感激し毎晩毎晩聴いた。もう毎晩、毎晩だ。5畳の部屋の窓から見える星を眺めては、口ずさんでみたり。そして「Don't trust over 30」。決定打だった。もうムーンライダーズに一生ついていこうと決めた。「Don't trust anyone over Thirty」鈴木博文の詞、僕は未だにこれ以上“ロック”な詞を聴いたことがない。すっかりover30になった今も、この詞のひりひりするような感触に捉えられて逃れられない。「ボクハナク」の乾いた叙情。ここでの鈴木博文の歌唱、僕はロックの意味を知った。
で「無敵の人」までなかなか辿り着かないな。続きはまた明日にでも-。