日々の泡。

popholic diary

獣たち

9時、娘の「あった!」の声で起床。あったのはクリスマスプレゼント。プレゼントの包み紙を開ける娘の顔、それを見るために、クリスマスはある。
誰かが嬉しいって感じてくれることが、自分自身も嬉しいって思えればいいな。素直に、誰に対しても。ちょっとずつでもその範囲を広げていきたいって思う。それは子供が教えてくれたことだ。
で今日は娘と映画観にいく。珍しく娘が行きたいって言った「あらしのよるに」。
でここから大人目線の感想を。これは「友情」とか「感動」は真のテーマじゃない。例えどんなリスクを背負っても、偏見や好奇の目にさらされても、気持ちに嘘はつくな、そしてどんな関係も「有り」なのだというマイノリティー讃歌。もはや「エルトン・ジョン結婚記念」もしくは「ジョージ・マイケル来日記念」って冠つけてもいいぐらい。いや、深読みでもナナメ読みでもなくって。成宮寛貴のキャスティングといい、なにげにKABA.ちゃんがゲスト参加してたりと、「お察し下さい」って感じ。むしろ「そうです」と言い切っちうぐらいの「気骨」すらある。実に堂々としたカミングアウト映画。いや、冗談でもなんでもないんですよ。
で夜は「M-1」。いやぁ、ブラックマヨネーズ良かったねぇ。単純に嬉しかった。関東では馴染み薄いかもしれないが、もはや関西では中堅どころの実力派。関西ローカルでは欠かせない存在になりつつあるし、「ブラマヨなら安心」ってぐらいに認識されているコンビ。小学2年の我が娘でも「ブラマヨ?あぁ、ハゲの小杉さんやろ」ってぐらいだし。事前予想は「麒麟」「笑い飯」「ブラマヨ」の順で投票。結果「ブラマヨ」と「麒麟」が逆転したが、これは嬉しい誤算。勢いあったし、何よりおもろかった。そして実にブラマヨらしいネタで、素直におめでとう!って感じ。「笑い飯」「麒麟」ともに異端でありつつ、その位置で安定させていくのは相当の腕が必要だろうけど、しっかり実力つけてるもんなぁ。これは凄いことだと思うな。「南海キャンディーズ」は今のところあれが実力。「笑い飯」「麒麟」のように、ここを越えればホンモノ。「チュートリアル」は最終3組こそ残れなかったが、健闘。俺の中では4位。ブラマヨの優勝を最も祝福し、最も悔しがってるのは彼らだろう。でもブラマヨ、チュートの2組が、こうしてM-1でドカンと受けて、実力を示してくれたことがなんか嬉しいんだよ。あと「アジアン」もこの場に出てきたことに意味がある。って何者なんだ、俺は。