日々の泡。

popholic diary

あの言葉、あの光

3時就寝、9時起床といういつものパターン。
で今日は午後から、大阪まで出かける。「志の輔らくご」@ドラマシティだ。念願の「志の輔らくご」。10年目にして初参戦。子供の頃から笑いは好きだったから、特に意識してたわけではないが落語は遠いものではなかった。花王名人劇場なんかで小朝や円丈、三枝が出る時は必ず観てたし、関西では仁鶴や春蝶なんかの落語をテレビ観ることも出来た。それから随分たって、BSで志の輔師の「バールのようなもの」を聴いて凄い衝撃をうけた。それがもう7,8年前。そこから志の輔師の落語CDを買い集めたりして、いつか生で聴きたいって思ってた。でやっと今日念願かなったって訳。案外、お客さんの年齢層は高い。僕が若年層に入るぐらい。うわぁ、凄い楽しみだ。
で「志の輔らくご」。面白いを越えて、感動した。落語ってスゲー!一席目は新作「みどりの窓口」。もう数回聴いてる噺なのに、それでも爆笑。志の輔師の新作は、人間のおかし味そのものを描いていて、誰もが共感でき、笑える。その普遍性ってのが重要なんだ。それから2席目は「忠臣ぐらっ」。予定では「しかばねの行方」という噺だったそうだが、昨今の悲しすぎる事件の中で、「死体」を扱うこの噺をやる気になれないと急遽変更したそうだ。そんな話をマクラで、ちゃんと、それも笑わせつつ話す志の輔師にちょっと感動。15分の休憩を挟んで、ラストは「江戸の夢」という噺。これには参った。会場が静まり返り、誰もが志の輔師の言葉に集中する。はっきりいって泣きました。落語ってスゲー。落語家ってスゲーよ。たった一人で演じ、聴かせ、笑わせ、これだけ魂を震わせるんだから。
休憩15分いれて実に2時間半。ホントにあっという間に過ぎた。
さぁ次は林家正蔵襲名披露落語会だ。