日々の泡。

popholic diary

夏休みが待ち遠しい

さて24日は出張で東京へ。相変わらず新幹線は落ち着くなぁ。車中で聴いてたのは野本かりあ「KARLY」。今、あえて言うけど大傑作。小西康陽の最高傑作!とはちょっと言いすぎか。でもアルバムとしての構成力と完成度はとんでもない。ハッキリ言って野本かりあはまるでタイプじゃないんだけど、この「KARLY」の主演女優として野本かりあの名前は僕の中に残り続けるだろう。「私が死んでも」は音楽家小西康陽の遺書みたいな曲だなぁ。聴く度に泣きそうになる。
で東京着。支局の人とランチして午後から会議。夕方までざくっと。で終了後から夏休みだ。
で浅草まで出る。仲入り後からになったが浅草演芸ホールで落語。東京ボーイズの生「謎かけ問答」が観れて嬉しい。宮田章司さんの「江戸売り声」という芸も素晴らしかったな。金魚屋とかさおだけ屋、飴屋なんていう「売り声」をお客さんのリクエストで次々やっていくのだがなぜだか懐かしい気持ちになる。懐かしいもなにも知らないんだけどね、おかしなもんだ。晴乃ピーチク師匠の漫談も最高。お客さんを巻き込んだ軽妙な喋り、軽くて笑えてね。で落語のほうは「禁演落語の会」ということで戦時中、不謹慎ということで禁じられていた落語が演じられる。三笑亭夢太郎師「目薬」。江戸の気のいい夫婦のちょい艶話。三遊亭遊三師は廓噺「お見立て」。最後は春風亭小柳枝師で「蛙茶番」。言葉の伏線が後からじわじわ効いてくる。この手のバカバカしさって好きだなぁ。
そこらでワンカップ片手の親父がごろごろ寝ている浅草を出て、南千住の安宿で一泊。で翌朝、バスでまた浅草に出て、そこから始まり1日東京観光。下北沢をうろついたり、長谷川町子美術館行ったり、意味無く六本木ヒルズとか銀座とか、アースダイバーな感じで歩き倒す。最終八重洲でトンカツ喰って終了。足パンパンなままバスで帰宅。
7時前には大津。で今日は結局1日グータラと。太田光中沢新一憲法九条を世界遺産に」読了。このラディカルでロマンティックな理想主義者の本については後日。