日々の泡。

popholic diary

夜の海を走って月を見た

夜中に雨は降ったようだが、朝にはすっかり晴れてる。娘は「警報でてないのかぁ〜。学校休みちゃうなぁ」と残念がってる。不謹慎な発言だが、その気持ちよくわかる。警報で学校休みとかってワクワクしたもんな。でも天災ってのは怖い。ニュース映像見てぞっとする。
なんだか、バタバタしてるうちに一日が過ぎる。昼はコンビニで買った冷やしうどん。まだ冷やしうどん食ってるな、俺。
今日、聴いてた音楽は高野寛、88年のデビュー作「hullo hulloa」。テントレーベルのオーディション出身、高橋幸宏の秘蔵っ子といわれた高野寛。今、聴いても実によく出来たPOPアルバム。1曲目の「See You Again」なんてホントよく聴いたよ。若くて青いヴォーカルなれど、幅広い音楽性、細部まで注意が行き届いたサウンドディレクション、ポップなメロディーに屈折してて文学的な歌詞。優等生すぎるきらいもあるが、その優等生ぶりもまた彼らしい。何度も書いてるんだけど、今の音楽シーンにおいて、間違いなく彼は最重要人物の一人である。細野さんだとか鈴木慶一だとか一世代前の音楽家達から受け継いだものを、ちゃんと自分で消化して、それをまたクラムボンハナレグミといった次の世代に引き継ぐ。音楽に向かう姿勢の正しさ。それはこのファーストからも感じられる。今日、久しぶりに聴き直してみて、改めて名盤だと思ったな。