日々の泡。

popholic diary

サヨナラ オハヨウ

足が遅い台風は、まだやってこない。穏やかさの裏に、なにやら不気味な影が見え隠れするような空模様。
午前中は外回り。京都に出たついでに、お昼抜いてちょっと一乗寺の恵文社に寄る。加藤千晶「おせっかいカレンダー」購入。随分前にサンプル盤頂戴して、すっかり聴きこんでいるんだが、ちゃんとお金払ってもう一枚買う。買うってことは、その音楽家に一票投じるってことだから、結構重要なのだ。セルフライナーノーツが載ってるフライヤーもちゃっかりゲット。それにしても相変わらず、居心地のいい本屋。もう何時間でも居たいのだが、そうも行かず数分で出る。今度、会社サボってゆっくり来よう。
午後は社内で、もくもくとお仕事。あっという間に時間が過ぎる。
サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽~今日聴いていた音楽は、クラムボンハナレグミ、ナタリーワイズ「サヨナラCOLOR〜映画のためのうたと音楽」。サウンドプロデューサーを勤める高野寛を中心にした、今最高のチームによる音楽。悪いわけない。地に足がついた、穏やかで優しくて、正直な音楽。心が洗われるよう。なんかいつもずっと斜め向いて生きてきた。でも、もうそういうのはいい。ここ数日、そんなことを考えてる。向き合うことから逃げてきた。ずっとずっとそうだった。でも、もうその季節は終りだ。ずっと大好きな音楽。それさえも僕は、何かからの逃げ道に利用してただけなんじゃないか。もっと音楽を好きになりたい。そのためにも、全てとちゃんと向き合わなきゃならない。例えば仕事、例えば家庭・・。ほんとにここ数日、そんなことを思ってる。まだうまく消化しきれてないし、それが何かはわからないのだけれど。音楽がなけりゃ生きていけない。でも音楽がなくなったとしても、僕は死ぬわけにはいかない。
ハイドパークミュージックフェスの話題をいろんなとこで観る。細野さんが「HOSONO HOUSE」やったらしい。とてもとても素晴らしかったようだ。多分、そんなことにも通じるんだろうな。いや、うまくは言えないけど。もう一歩を踏み出す季節って感じなんだ。
耳を澄ませば、音楽が導いてくれる。