日々の泡。

popholic diary

道標

それにしても海老蔵。ナイスバディー好きの肉食獣だとばかり思ってたが、最終的によりによって麻央ちゃんを嫁にするとは…。うっ、うらやましいぜっ。来世には出来れば海老蔵になりたいね。今世はどっちかというとAB蔵(レイザーラモンRG)により近いからなぁ。
で今日も早起きして駅前。今日は風があって昨日に増して寒い。缶コーヒーで暖をとりつつ、じっと待つ。逆忠犬ハチ公。中年ハチ公。ハァチィ〜。いや、チィビィ〜と呼びかけながら。やっぱり今日も現れず。清掃のおじさんに聞くと、数日前に猫がいたが、茶色いのだったとか。チビは黒白。違う猫なのか、それとも複数いるのか。夜には1週間ほど前に駅前で見かけたという情報あり。もう少し早く駅前捜索してれば。
そして今日も仕事。あれこれ器用貧乏な便利屋仕事。誰もいなくなった会社で一人「でも、やるんだよ!」と声に出す。こうしてやってここまで来たんだもんよ。
で昨日の話。
仕事を無理やり終わらせ、大阪へ向かう。AKASOは旧バナナホール。10年前、バナナホールでの高野寛弾き語りライブは今も忘れられない。ちなみにその時書いた駄文はこちら。あれから10年。ぼくも10歳歳をとった。でAKASO到着。7時10分。ドアを開けると一曲目の途中。そこには高野寛のまっすぐな歌があった。アルバム「Rainbow Magic」にはタイトル通り、カラフルでマジカルな歌が詰まっていた。それらが今、ライブ空間に解き放たれていく。バンドメンバーは鈴木正人、宮川剛、斉藤哲也、有里知花。Rainbow Magic Orchestraと紹介されたバンドは確かな技術で高野寛の“歌”を支えている。20年前の曲、10年前の曲、今の曲。どれもが力強く、胸に届く。音楽ファンになって20年はとうに過ぎた。確かに昔みたいに新鮮な気持で音楽を聴くことは難しくなっている。でも長く聴いてきたからこそ感じられることもある。ずっと昔に胸の奥に入り込んだ音楽は、自分の中で自分と一緒に歳を重ねている。音楽に様々な想いが貼りついて、それを剥がすことはできない。高野さんの音楽にも僕の様々な想いが貼りついてる。ステージから放たれた音の結晶が胸に降り積もって、新たな想いが貼りついていく。そういう音楽があることの喜び。高野さんの音楽はいつも音楽そのものに誠実だった。純度の高い音楽は色あせない。改めて実感できたライブ。
いや、全然レポにはなってないですね。ただ高野さんの音楽をずっと聴いてきて、好きでいられてよかったなと思えるこの感覚を伝えたくて。
終演後、少し高野さんと話をする機会を得る。うまくは話せなかったけど、20年ファンで良かったと思える素晴らしいライブだったとお伝えした。その音楽を僕は確かに受け取った。一人でも多くの人にその音楽を伝えていきたいと思ってる。それが僕の仕事なのだ。