日々の泡。

popholic diary

銀河より愛をこめて

今日もビーチでお仕事。最近の女子の発育状況を動物学的見地から考察しながら・・・。ホント30過ぎるとオッサン化が進む。
でなんだかバタバタして昼ごはん食べられず。あー、一食損した。イベント終了して後片付け、軽く打ち上げするも、今日は運転手なので一滴も呑めず。冷たい生ビールをグイッと煽る同僚を恨めしそうに見つめる。
で荷物をいっぱい詰め込んだ営業車で、会社帰ってからもちょこっと仕事。結局帰宅したら11時だった。
で今日の通勤音楽は、お盆ということで、今はもう解散してしまったバンド特集の一回目、PSY・S「Different View」。今から20年前、日航機が墜落したあの夏に、毎日のように聴いていたアルバム。僕にとって「テクノポップ」とはYMOじゃなくって(YMOにはちょっと乗り遅れた世代なのだ)このPSY・SだったりShi-Shonenだったりするんだ。J.Thomas.Foxこと高橋修氏の描くジャケット、これもまた僕にとってのテクノ・ポップ。改めて観ると素晴らしいジャケット画だな。で1曲目「Teenage」の音!このフェアライトから繰り出されるこの音は衝撃的だった。まだコンピューターの音が「冷たい」なんて言われてた時代。この不思議な温かみは何だ。思えば松浦雅也氏はアコースティックギター奏でるみたいにコンピューターを奏でた最初のミュージシャンではないだろうか。どこにもない、まだ聴いたことの無い音の感触に、14歳の僕はすっかり魅せられたという訳。でチャカの歌声。この音に、この声。今聴くと、凄く初々しくて硬くもあるんだけど、パワーがやっぱりあったんだよね。1曲、1曲が様々な表情を見せる歌声。夏休みの宿題やりながら、何回も何回も聴いたな。今でも覚えてるのは、なにげに「Desert」という曲を聴いてたら、なんだか涙が出てきてしょうがなかったこと。あんな感覚は初めてだった。今でもなんだかわからないけど、そのメロディ、歌、音に魂が共鳴したんだろう。そして「私は流行、あなたは世間」のラストのピアノの響き。当時、松浦氏は「放課後、体育館のグランドピアノを一人で弾いた時の響き」とか言ってたけど、なんとも言えない郷愁があって、この最後の音を聴きたいために何度も繰り返し聴いた。でも不思議だな。もう20年も聴いてるのに、古いとは感じないし、まだ飽きてないんだ。新しい発見がちゃんとある。やっぱり今でも大好きなアルバム。