日々の泡。

popholic diary

Christmas Wish

真夜中、眠る娘の枕もとにプレゼントを。先週買って車のトランクに隠しておいたのだ。子供の頃、「アクマイザー3・ザビタン」の超合金をサンタさんから貰った。その時の喜びは今でも覚えてる。サンタクロースを信じてたのは、いつまでだったっけ。プレゼントを見つけた時の子供の笑顔が見たくて、大人がつく「クリスマスの幸せな嘘」。
朝、薄目を開けて娘の様子を見る。「あっプレゼントや」寝ぼけた顔がみるみる輝きだす。本当に、一点の曇りもない笑顔が広がっていく。いつまでも大人になれないダメ親父だけど、この笑顔の為だったら何だって出来るなと思う。
でのんびり起きて、朝食は久しぶりにフレンチトーストを作る。娘にも好評。
娘は早速、同じマンションの友達とクリスマスプレゼントの自慢合戦。
昼から年賀状作成。住所録の整理から始めないといけない。コマメにやっときゃ良かったと毎年思うのだが。
結局、面倒くさくなって途中でパルコへ気分転換に。紀伊国屋で珍しく漫画を一冊、こうの史代「夕凪の街・桜の国」購入。

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

こうの史代の「夕凪の街・桜の国」が良いという話をネットや新聞なんかでたびたび目にした。こうして自分にひっかかってくるのも何かの縁。音楽にしろ本にしろ、偶然であれなんであれ情報にぶつかってなんとなく「気にかかる」ということは、「聴くべし」「読むべし」という神の啓示に違いないと思ってる。そこのアンテナは割りと感度いいとも思ってるので購入したのだが、これが本当に素晴らしい作品。「夕凪の街」という作品はわずか30ページほどの小品。「ヒロシマ」を舞台にした「被爆者」の物語。こう書くとなんか近づきがたいように思うかもしれないが、どんな時代にもそこには人々の何気ない日常があり、大きな傷跡の前にも人々の生活は確かにあるのだ。穏やかで、優しい日常を描き、戦争の悲しみの本質をつく。もし、この文章を読んで興味持ったら、一度読んでみてください。
娘が「あぁ毎日、クリスマスやったらいいのにな」と言った。で鈴木さえ子の「I WISH IT OULD BE CHRISTMAS EVERYDAY」を聴きたくなり聴く。いい曲だ。そんな訳でクリスマスソングをいろいろ引っ張り出しては聴く。杉真理を中心にPSY・Sやピチカートが参加した86年作「WINTER LOUNGE」やらNRBQの幸せすぎるクリスマスアルバム「Christmas Wish」とか。
夜、「めちゃイケ」のスペシャル。実に練りに練られ、作りこまれた爆笑編。総合演出・片岡飛鳥氏の手腕が冴えに冴える。例えばラストで大型テレビに頭から突っ込むプロデューサーとか、ケーキに顔をつける中居とか、もうお約束通りなんだがそこに気持ちよく持っていくとこが凄い。しかしここまでくるとタレントパワーより片岡氏の演出・構成力が遥かに上回っているな。もちろんナイナイとのチームプレイではあるが、「めちゃイケ」は時々、タレント中心での時としっかり演出が入った時との笑いの差が出来すぎてしまってるようにも思う。