日々の泡。

popholic diary

ひとつだけ

はてさて金曜日である。娘は今日から修学旅行。もともと10月の予定が学級閉鎖で延期になって今日に。でっかいカバンさげて元気に出て行った。うーむ、娘も来年4月には中学生か。えぇーっ?中学生て。早っ!子供の成長、早っ!と思う、いまだ中学生気分が抜けぬ親父なのだった。
今日は自転車で通勤。早めに家を出て、駅前から商店街をぐるりと一回りして。で今日も一日お仕事頑張る。昨日、ド残業した甲斐あって、今日はさっさと帰宅。とりあえず映画を一本。
本広克之監督「曲がれ!スプーン」観る。
サマータイムマシンブルース」に続く、ヨーロッパ企画とのコラボ作品。脚本は上田誠さん。大傑作ではないけど、呑気でかわいい映画。ハハハと笑えるハートウォーミングな一本。若干、後半無理やりハートウォーミングに持ってった感があるけどね。前半は諏訪雅、中川晴樹、辻修、川島潤哉岩井秀人(この人、巧いなぁ)の若き小劇場系尖鋭部隊のアンサンブルが素晴らしくて、ニヤニヤしながら観る。彼らに三宅弘城志賀廣太郎が加わっての一幕芝居が見所か。あと寺島進のバカぶりも可笑しい。長澤まさみちゃんは、主演というかマドンナ役みたいなもんか。つくづく作品に恵まれない彼女だが、今作ぐらいの軽い作品の方が絶対あってると思う。金曜の夜に、何も考えずに観るにはちょうどいい作品。
で帰り道。通りを横切る猫一匹。なんとなくシルエットがチビに似てる気がして追いかけるが、路地に逃げ込み見つからず。1時間近く付近をウロウロ探すが現れることもなく。
はぐれたのはチビじゃなくって、俺の方だ。と思う。帰れなくて泣いてるのは、俺の方だ。