日々の泡。

popholic diary

U lalala

朝から映画を一本。キム・ヨンナム監督「ノーボーイズ、ノークライ」観る。脚本は渡辺あやで、主演は妻夫木聡に「チェイサー」での名演が記憶に新しいハ・ジョンウという日韓をまたいだ映画。「家族」という、愛すべき、そしてこの上なく厄介な存在。その存在によって逃げ場を失った二人の男の物語。いいシーン、いいセリフも多いのだが、ストーリーの書きこみが、ちと弱いか。テーマを描くために極端なストーリーをくっつけ過ぎて若干無理が出たかな。ハ・ジョンウが「チェイサー」とはまた違ったアプローチで素晴らしい。あと妻夫木聡のバカな妹を演じた徳永えりが良い。
昼は庭の水菜を収穫して一人鍋。土鍋に昨日の残りの味噌汁を入れ、豚肉に水菜をどっさり、キムチの素もついでに入れてグツグツ煮るだけ。
午後からチビ捜索のチラシ配りしながウロウロ。正直、もう難しいとは思う。あとは奇跡を待つだけ。でも、俺は、案外奇跡を信じてる。
夕方、京都へ。先週に引き続き京都sole cafeへ。まずは「タンポポ」のラーメンで腹ごしらえ。癖になるなぁ、この味。
で今日のライブは福岡史朗&大久保由希。待ってました。大久保さんが札幌在住になり、関西でのライブはしばらくないのではと思ってたが、約1年で再びsoleにやってきてくれた。嬉しい。今日はまずは福岡さんから。声そのものにグルーヴがある。ギターもそう。独自の揺れ、最強のアナログ感。唯一無二。国宝に認定したいね。大久保さんのドラムにokyonさんのパーカスが加わればさらにぐいぐいグルーヴ感が増す。なんたる気持ちよさ。そして大久保さん、相変わらずギター抱えて歌う姿がかっこいい。このギターのキレ具合。シャープというのではなくて、ここ一番ザクっと切れる。そしてストーンとストレートに響く歌声。余分なものが一切ないんだな、彼女の歌声には。楽曲はどれも、かっこよくてユーモアがあって、音の隙間も含めてブルース。okyonさんの小技の効いたサポート、コーラスも良い。それにしても福岡さんにしろ、大久保さんにしろ、音楽そのものにやっぱりちゃんと力がある。媚びてないし、無理も無駄な装飾もない。音楽に嘘がない。とても人間臭い音楽とも思う。なんだか知らないけどワクワクするリズム、根源的な人間臭いリズムを持ってて、気がつくとノッてる。そして音や音の隙間に、何気ない日々の暮らしの中で沸き立つ感情とか想いが息づいてる。そこもまた人間臭い。福岡さん、大久保さんという人間が感じられるし、信用できる。うん、信用できる音楽。っつーことで引き続きGINJIN RECORD応援しますよ!まだ聴いたことのない人、ぜひ聴いて下さい。