日々の泡。

popholic diary

アイスクリームベイビー

休日。いい天気。庭に植えたほうれん草もいい感じで育ってきたな。それにしてもダンゴ虫が大量発生。佃煮にできるぐらい。しないけど。
で午後、滋賀会館シネマホールで映画を一本。クレイグ・ギレスビー監督「ラースと、その彼女」観る。
純粋で心優しい青年・ラース。シャイで女の子が苦手な彼を心配する兄夫婦の前に、彼が彼女をつれてやってきた。だがその彼女は、等身大のリアルドールだった!ってなお話。リアルドールを愛する男の話と聞いて、桂楽珍師匠をモデルにしたすべらない話的な映画を思い浮かべる人もいるかもしれないが、これが実に心温まるちょっとイイ話なのだ。リアルドールビアンカ”を連れ歩くラース。とまどいながらも、温かく彼らを迎え入れる町の人々。“ビアンカ”との日々の中で深い心の傷を癒し再生していくラースの姿は小さな感動すら覚える。ラースを演じたライアン・ゴズリングがとにかく名演。あり得ない設定、場合によっちゃキワモノになってしまう物語に、純粋で心優しきラースを見事に体現することによって説得力を持たすことに成功。観ているコッチまで町の人同様、彼らを受け入れざるをえなくさせてしまう。ちょっと泣けちゃうハートウォーミングな映画。好きだなぁ。