日々の泡。

popholic diary

夏の夜の夢

さて、早速ですが昨日のライブのことなど
(以下ネタばれ有り。ご注意を)
カーネーション“夏の夜の夢”@心斎橋クラブクアトロへ行ってきた。整理番号6番というチケットをとれたので今日はど真ん中の椅子席をキープ。15年前なら間違いなく一番前でかぶりつきってとこだが、歳には勝てず。とりあえず物販でTシャツと限定アナログに、サポートギタリスト西池さんのバンド、タマコウォルズのCDを購入。けいすけさんとグダグダ喋りつつ開演を待つ。お客さんがぎっしり入ってるライブが久々。なんだか熱気に溢れてるねぇ。
で客電が落ち、シナトラが流れ、カネ登場。ライブはこの瞬間がいい。まずは「SUPER ZOO」。サポートの渡辺シュンスケ氏がなんつーのあれ、グニュグニュと音を出してて一筋縄ではいかないカーネーションらしい幕開け。今日はROCKなライブになりそうだなぁ。と思ったとおり、カーネーションはロックバンドだわ、と思い知るライブ展開。カネヘッズ、西池氏リクエストということで今回は意外な選曲がいいアクセントに。ファンていうのは勝手なもので、もっと、もっとと求めてしまう。レコ発ライブという訳でもない今回のようなライブはバンドとしての懐の深さが肝になる。しかしそこは20年ロック界の荒波をサブァイブしてきたカーネーション。お馴染みのナンバーでお茶を濁すことなく、まだまだネタあるぜってとこをみせてくれる。新しいファンにも古くからのファンにも発見があるライブ。個人的には大好きな「No goodbye」を聴けたのは嬉しかったし、直枝さん、西池さん二人でやった「グレイトノスタルジア」には胸がつまった。「学校で何おそわってんの」から「たのんだぜベイビー」で会場が揺れるさま。ROCK LOVEな瞬間。「Garden City Life」聴きながら、今まで観たカーネーションのライブ風景がフラッシュバックする。カーネーションの音楽で点と点が結ばれていく。人生が-なんて言うと大袈裟だが、確かにカーネーションと出会ってなかったら、僕の人生はもっと薄っぺらいものだったろう。「Paradise Express」やはり名曲。何回も聴いてるけど、何回聴いてもメロディに身体が反応してしまう。何回生まれ変わってもきっとこのメロディには反応する。アンコール「夜の煙突」。音楽に会場が包まれる。ここにいる全ての人の、頭のてっぺんから足の先までを音楽が満たしていく。それがはっきり分かる。うん、グッときたな。たっぷり2時間半。ROCK LOVEなROCK LIVE。