日々の泡。

popholic diary

幻想列車

popholic2007-12-08

9時起床。休前日の夜更かし、休日の寝坊は止めようと「ほぼ日」の睡眠論読んで思ったのだが、なかなかそうはいかないな。で朝からHDDチェック「アメトーーク」(世界のナベアツ、ここにきて出没率高まってるなぁ。来年マジでくるかも)「リンカーン」「タモリ倶楽部」など。娘は「ハイスクール奇面組」を再読中。もう大笑いしながら読んでる。漫画好きの娘だが、「『奇面組』が一番好き!」なんだと。20数年の時を超え、父から娘に受け継がれる「奇面組」であった。
で午後、大阪へ。まずはタワーレコード難波店。直枝政広インストアライブに参戦。会場に着くと既につかさん、めんちかつさん(id:nota10)が。なぜかステージでギターの調整してるのはかきのきさんという関西地区カネファンを代表する面々。徐々にステージ前に人が集まりだす。がステージ開始までにさくっとCINEMA「CINEMA RETURNS」、原田知世「Music & Me」購入しとく。大阪のタワーは品揃えいいね。
でいよいよ直枝さん登場。超至近距離でのライブ。いきなり「やるせなく果てしなく」。イントロの時点でのけぞっちゃった。なんたる濃厚な演奏!続く「センチメンタル」(!)でもはや倒れそうになった。大好きな曲2連発。弾き語りバージョンの「センチメンタル」は絶品。まさに宇宙フォーク。もうこれだけでもお腹いっぱい胸いっぱいってもんだ。さらに著書「宇宙の柳、たましいの下着」特典CDからのナンバー「オートバイ」「摩天楼に雪が降る」が続く。スペイシーでドラッギー。弾き語りを超えてる、超・弾き語りだな。わずか4曲ながらこの情報量。魂削る演奏。明日のソロライブ「月世界ナオエ」弥が上にも期待が高まる。っつーか聴くほうも気合入れてかなきゃな。
続いては小移動してジュンク堂難波店での「宇宙の柳、たましいの下着」発売記念、直枝政広トークショートークのお相手は安田謙一氏。様々な音源を聴きつつ、「宇宙の柳〜」にまつわる音楽話。いや、実に興味深い話が聞けた。リスナー歴40年、直枝さんの音楽に対する深い愛が滲み出てたな。個人的にはピチカートファイヴに触れた部分に反応。ちょうど昨日カーネーション「天国と地獄」とピチカート「女性上位時代」は表裏一体というか核の部分が同じだなぁなんて考えてたとこだったので、あまりにぴったり、そのまんまな話だったので驚いた。ヒップホップが一番おもしろかった時代。小西さんが「バンド幻想」を完全に捨て去ることで突き抜けていったのに対し、あくまでバンドにこだわって回答を出していった直枝さん。「小西君とはしょっちゅうレコード屋で合ってた」なんていい話だな(ふと「直枝政広 sings 小西康陽」なんてアルバムを妄想する。小西さんのシンガーソングライタータイプの曲、例えば「子供たちの子供たちの子供たちへ」なんて直枝さんに歌ってほしい。)あとヴァン・ダイク・パークス「JUMP」を巡って「〜あれは誰も真似できなかった。…いや、唯一“Shi-Shonen”がやったんだ。福原まりさんがいたから出来たんだろうけど〜」ってとこにも反応。これまた昨日夜更かしして観てたのは、福原まりさんのブログにUPされてるライブ映像だし、今日ここに来る時i-podから流れてたのはShi-Shonenだし。でたっぷり一時間のトークの後はサイン会。カーネーションを聞き始めて20年。ほんのちょっとだが、初めて直枝さんと言葉を交わす。実は数年前ニアミスしたことがある。勤めてる局に直枝さんがゲストに来たのだ。それも僕がカーネーション最高っすよ!とうるさく言ってるのを聞いてディレクターさんが入れてくれたのだ。が、当日僕はどうしても外せないイベントがあって会えなかった。「YOUNG WISE MEN」のアナログをディレクターさんに託しサインをお願いした。でそんな話をすると直枝さんは「あぁ、あの時の!イベントでいなかったんだよね。」と覚えていてくれてたのだ。あの時会えなかったのがやっと会えた。なんか凄い力が湧いてきた。今からスタートだって気分。サインに名前を入れてもらう時、あえて「popholic」って名前にしてもらう。なんつーか決意表明みたいなもんだ。
でさらに今日から大阪で上映が始まるカーネーションの映画「ROCK LOVE」レイトショーに流れるつかさんたちと別れめんちかつさんと音楽話しながら帰宅。映画は年明けの京都上映までお預け。ま、とにかく明日は「月世界ナオエ」さらに明後日は「政風会」だもんね。