日々の泡。

popholic diary

レインボー・イン・マイ・ソウル

仕事でイライラ。ダメだなぁ、しょうもないことで苛立ってるようでは。まだまだ人間が小さいなぁ、と反省。結局、立場変わればってもんで、正義の押し付け合いは戦争にしかならないもんね。それより、本質的な問題解決に頭も神経も使うべき。それをわかって貰うには自分がそう動くしかないのだ。
夜、大阪でライブ。思わぬところから観にいけることになった「堂島孝平 SKYDRIVER HIGH TOUR 2005 featuring 佐野元春」@大阪厚生年金。堂島孝平佐野元春だよ!2階席の一列目、ステージと一階客席が見渡せる。スモークが薄くたかれ、スッと客電が落ちる。ステージにライトがあたり、歓声が響く。音楽が奏でられ、一人一人の魂に共鳴する−。これ以上にない喜び。この瞬間が味わいたくてライブに行ってる。堂島孝平以下若き才能ある音楽家たちの演奏はそれはもうキラキラしてた。メンバー紹介から「スターダスト・キッズ」。佐野元春が23年前に書いた曲が、若い血を滾らせ最高にポップに生まれ変わる。間奏でバク転を決めてみせる堂島孝平。エンタティメント!楽しい!そして佐野元春が呼び込まれる。堂島ファンに受け入れられるかなと実はちょっと心配だったんだけど、そんな心配は全く要らなかった。より一層盛り上がる会場。みなが最高級のリスペクトをもって迎える。「スウィート16」「YOUNG BLOODS」「99 BLUES」などなど堂島孝平が選曲したという元春ポップクラシックスがガンガン演奏される。ホーボーキングバンドの熟練した演奏もいいが、渡辺シュンスケ小松シゲルなど次代の新鋭達による若々しい演奏もまた良し。音をなぞるだけでなく、自分達の音で佐野とセッションしてる。ステージ上も、客席も、世代を越え音楽に共鳴する。堂島ヴォーカルによる「誰かが君のドアを叩いている」にグッとくる。ここんとこ、目を覆いたくなるような醜い事件がいっぱいで、人を信じることすら躊躇してしまう。空がまた暗くなる、そんな気分だった。でも、ほらこれを観てみろよ、皆が笑ってる。「そして僕らは今ここに集まって/音楽の魔法に胸を熱くさせる」。参った。みんな音楽の魔法にかかっちゃってる。「Christmas Time In Blue」、頭上からキラキラした音符が降り注いでる。
こんな夜は、スーパーマンにだってなれる気がするんだ。