朝、テレビつけたら「競歩」。50kmの過酷なレース、悲痛な表情の選手達。なのに「おもしろ競技」にしか見えん。モンティパイソンのコントか!っつーか、もう走っちゃえよ!しかしここにふと西田敏行が紛れ込んでたら笑うんだけどな。競歩=西田“サンキュー先生”敏行という方程式が30代後半の人には擦り込まれている。ドラマの中身は全く憶えてないが、ランニング姿で頭にタオルを巻いた西田“サンキュー先生”敏行が競歩する姿だけはハッキリ覚えてる。
HDDチェックは「爆笑問題のニッポンの教養」。ロボット話おもろ。何の感情もプログラムされていないロボットが「動く」ことによって、対する人間は何かしらの感情がロボットにあるように錯覚してしまう。それは人と人が対するとき、「感情」ではなく「動き」を見ているにすぎないということで、受け手側が相手の「動き」から勝手に「感情」を生み出しているのだ。恋愛なんてのはお互いが錯覚しあってるだけなんて話が実におもろ。
夕方から大阪へ。今日はライブだ!「Roots is One〜歌うギタリスト達の宴〜」青山陽一/鈴木茂/堂島孝平@シャングリラ。(以下ネタばれ有り)
好きなミュージシャン3人の出演。そしてバッキングは伊藤隆博、中原由貴、千ヶ崎学という凄腕揃い。そりゃもうね、悪いわけないじゃん。整理番号4番のつかさんのおかげでステージを見渡せる椅子席を確保。ビール飲みながら開演を待つ。堂島効果か女子率が高い客席。期待高まる中、ライブスタート。まずは青山さん。もうね、いきなり濃いよ。二曲目「Cherry Blossomは今」の時点ですっかり心掴まれた。堂島ファンの婦女子もきっとこれでグッときてるはず。そして鈴木茂さんも登場。相変わらずロッキンでファンキーな演奏。サイドに回った青山さんもグッジョブ。鈴木茂さんにはこのバンド従えてソロアルバム作って欲しい。細野さんのアルバムも出ることだし、ここらで茂さんにも歌って欲しいな。このジャパニーズロックにおけるギターの源流にして今なお最高にロッキンでファンキーなギターをガツンとシーンにぶつけてやって欲しい。でセンター位置に堂島孝平登場。エンタティメント度がぐっと増す。堂島ヴォーカルによる茂さんの「レイニースティション」も見事なはまりっぷり。堂島君の新曲って言っても違和感ないぐらい。しかし贅沢な共演。ベースの千ヶ崎さんも加わり前回よりもさらにパワーアップしたバンドも素晴らしい。特に中原さんのドラム、腹にズンズンくる重いビートに感激。スゲーかっこいい!堂島曲「てんでバラバラ」のドラミングなんて最高!それにしても堂島君、声が通って素晴らしい。爆音のバッキングに消されることなく言葉が全てはっきり聞き取れる。こういうところが彼の強いところだ。切れのいいリズムギターといい、こなれたMCといい、ツボを押さえたキャッチーなメロディといい、まさにポップスターだな、彼は。で堂島君が去った後の青山さんがまた凄かった。青山作品の中でも特にキャッチーな「Rainbow」を皮切りにグイグイ客席をノせていく。歌いまくりの弾きまくり。繊細で泥臭くてシャープでコクがあるギターがひたすらカッコイイ。今回はもう最初からテンション高いまま。アンコールラスト、全員揃っての「はいからはくち」は圧巻。茂さんのギターはもちろん、中原さんのドラムがここでも冴える。鳴り止まない拍手。いやー大満足。
ライブ後、土曜ってこともあってけいすけさん、つかさんと軽く一杯。のつもりが音楽談義に花が咲き、結局2時間近く喋り倒し。青山さんやカーネーションの音をどうやったらより多くの人に聴いてもらえるのか?とかなつかし音楽話やらレコード屋今昔なんて全部共通言語で話せるのは楽し。