日々の泡。

popholic diary

やるせなく果てしなく

popholic2005-08-23

朝、雨が降りそうな、大丈夫そうな、そんな空。まぁいいだろうと、傘は持たずに家を出るが、やはり途中で雨が降り出す。
考え出したら切りが無い。悪く考えようと思えばいくらでも考えられる。モノゴトを見るとき、いつからかその裏側、その裏ばかりを読むようになってしまった。くだらない癖が身についちまったもんだ。疑心暗鬼の風に煽られ、不安の海に投げ出された時、「どうってこと、ねぇですよ」と錨を降ろして、踏ん張るだけのちょっとした強さのカケラが、僕の中にあるだろうか。自分を信じるなんて簡単にはとても出来やしないけど、ただ一つ僕は運命を愛してる。
言葉を吐くことでバランスを保ってる。よくわからないモノローグでスイマセン。
でここから通常日記。そうそう、今日どうしても紹介したいアルバムがあります。明日8/24に発売される加藤千晶「おせっかいカレンダー」がそれ。滋賀県内で配布されているある情報誌にこのアルバムの紹介記事を書きました。稚拙な文章ですが再録します。
加藤千晶「おせっかいカレンダー」
CM音楽やNHK教育の「ピタゴラスイッチ」等への楽曲提供で知られる加藤千晶、5年ぶり3枚目のアルバムがこの「おせっかいカレンダー」。そのタイトルが示す通り、一月から始まりなぜか十三月で終わる音楽のカレンダー。部屋に貼ったお気に入りのカレンダーみたいに、生活のそばにあって、ふっと心を優しくしてくれる、そんなアルバム。彼女の作る音楽は、決して派手なものじゃないし、何百万枚と売れるものじゃないかもしれない。でもここには量産型の音楽モドキとはまるで違う「本物の音楽」がある。毎日の生活の中から、そっと生み出された音、言葉が楽しげに舞っている。鳥羽修や高橋結子といった腕が良くって、ハートのある音楽家達と奏でられる音楽は、とても小さいけど、しっかり愛情が込められてる。そう、街の小さなパン屋さんが作る、懐かしくて温かでとてもおいしいクリームパンみたいにね。独特の情緒とユーモアが心の奥の柔らかな部分に触れる時、加藤千晶の音楽がそこにあることの喜びを知るだろう。まずは自分の耳で聴いてみて。
もし、この文章で少しでも興味を持ってもらえたなら、加藤千晶食堂ここで試聴もできるので聴いてみて。そして気に入ったら、買ってじっくり聴いてみて欲しいな。ホント、かわいくて素敵なアルバムなんだ。
夜、いつものようにブログ見て廻る。いつも見てるこちらで、ほぼ日の糸井重里の文章が紹介されてて読んでみる。とても勇気づけられる。こういうヒントをこのタイミングで与えられる。やっぱり僕は運命を愛してる