さて、早速ですが今日聴いてたのはThousands Birdies' Legs「Thousands Birdies' Legs2」。ヴォーカルを務めるのは昨年素晴らしいアルバムを作った寺尾紗穂さん。ソロアルバムはピアノ弾き語りを基調とした音作りだったが、こちらは若い才能あるミュージシャンを従えてジャズ、ソウルetcな実にスマートでかっちょいい音。曲は1曲を除いてすべて寺尾さんの手によるもの。これがまた全部いい。改めてその才能に驚いた。一曲目「第七官界彷徨」の言葉とメロディーの美しい融合とそこにスリリングに絡むストリングスにのっけから痺れる。続く「クマの朝」はシュガーベイヴ、大貫妙子ヴォーカルの未発表曲だよと聞かされたら信じる人いるんじゃないか。品のいいキュートさとどこか狂ったユーモア。ドがつく名曲。こんなぐあいに全9曲、めちゃめちゃ粒ぞろい。寺尾さんのソロライブを見たときに、とてもグルーヴィーないいリズムを持った人だなと思ったが、そこがうまく出ていてとにかく聴いてて気持ちがいい。実際もう何十回と聴いてるが耳馴染みがよくって飽きない。公式サイトで試聴できるからぜひ聴いてくださいよ。この春、一押しっすよ！
Thousands Birdies' Legs Official Site
