日々の泡。

popholic diary

青い夜のさよなら

なんだかずるずると更新しなくなっちゃいそうなのでちょこっとでも更新。
今日聴いてたのは寺尾紗穂さんの新作「青い夜のさよなら」。デビュー時から応援し続けている寺尾さんだが、この新作はまた次のステージに上がったような素晴らしい作品。ポップミュージックのネクストステージ。まさに前人未到の領域に踏み込んでいくかのような歌。社会派なんていうのとは違う。人が日常を生きるということは、社会の中で生きるということだ。日常を歌えば、それは社会のことを歌うことになるだろうし、その逆もまたしかり。寺尾さんの歌には、社会の中で暮らす市井の人たちが当たり前に感じるような、喜びや悲しみや怒りがある。静かだが、力強いその当たり前の感情が胸を打つ。今作は実験的ともとれるアレンジや手法がとられているが、それは歌の世界を最も効果的に表す手段であり化学反応にちゃんと意味がある。驚きの先に感動がある。そこがまた凄い。