日々の泡。

popholic diary

Eight Melodies

2日ほど家出していた居候猫のクロが夜中に帰ってくる。昨日は寒かったから娘といっしょに寝た。布団の中で娘に蹴飛ばされ、クロには布団の上に乗られ、おちおち寝てられなかったけどね。
今日は早めに仕事終え帰る。水曜は娘も習い事がない日だ。今日も寒い。今頃になっていろんな意味で「家」の温かさがわかってきた。「どうして家族を作ったのか?」と問われれば、今ならこう答える。「…寒かったから」と。
鈴木慶一CM WORKS ON・アソシエイツ・イヤーズ(1977-1989)今日聴いてたのは「鈴木慶一 CM WORKS ON・アソシエイツ・イヤーズ」。鈴木慶一が手掛けた77年から98年まで全53曲のCM音楽が並ぶ。実験的なものや後にムーンライダーズの名曲になる原型、習作などなど慶一さんのアイデアと技が数十秒の中に凝縮されてて聴き応えある。単純に楽しくもあるが、やはり慶一さんの懐の深さとポップでマジカルなメロディに感激。ワンパターンなんてことは全然なくて多種多様なのだが、ちゃんと全部「慶一印」なのが凄い。なんだろうな、この慶一さんのメロディは。ポップでキャッチーなんだが、ベタじゃない。わかりやすくないのにポップ。様々な音楽をルーツに持ちながらルーツを感じさせないような、絶妙なひねくれ具合。慶一マジック。素晴らしい。