日々の泡。

popholic diary

EMOTIONAL

ガーっ!今日もハードだったなぁ。
まぁそんなことより今日もNONA REEVES「DAYDREAM PARK」聴く。中学生になった頃、洋楽ブームってのがあった。MTVの出始めだ。KBS京都で「ヒポポタマスストリート」なんて洋楽番組があってね。マイケルとかプリンスとかヒューイ・ルイスにワムやカルチャークラブね。マドンナとかシンディ・ローパーがデビューしたばっかりでね。ネーナのボーボーの腋毛に度肝抜かれたりしてね。80年代に青春期を過ごした人ならわかるでしょ。とんねるずの石橋がさ、ライオネル・リッチーのものまねしてるの見て笑えるってのはみんな同じ体験してるからなんだな。そう、あの頃の洋楽ってキラキラしてた。音楽がエンターティメントとして輝いてた。その感じがノーナの新作にはある。ポップでエンターティメントしてて、それでいて儚さがある。
一曲目「FESTIVAL」の中にこんな一節がある「そう、わかってる/はじまりがあれば/なにもかも終わる日が来ると/だから明日へと進まなくちゃ/君を胸に刻む」。音楽へのラブレターだ。あの頃のキラキラした音楽、ただ懐かしむだけじゃない。
80年代が過ぎ、「音楽」は「音楽」を失い金になるエンターティメントとして成長したかに見えた。90年代バブルに弾けた「音楽産業」には「音楽」のかけらもなかった。音楽産業は音楽ファンからいち早くそっぽを向かれ、金にもならない音楽産業はついに犬からもそっぽを向かれてる。気付いてないのは業界人だけで、みなに鼻で笑われてることがわからない。
もう一度、音楽を取り戻そう。ノーナ、希望の星である。