日々の泡。

popholic diary

2004年6-7月の話。

2004/6/1
調子悪し。早く帰って、ボケーッとテレビで「ビューティーコロシアム」。しかし整形って技術は凄いな。ここまできれいになるのか!と驚く。まぁ整形したいなと思ったことはないが、確かに「タッキー&翼」みたいな顔だったら、全然違う人生だったろうな。どっちかというと「ノブ&フッキー」系の顔だからな。思春期の頃、握り拳を震わせ「・・も、もてたいっ!・・」と何度となく暗い部屋でつぶやいたものだ。

2004/6/2
清水健太郎また逮捕。やめられないもんなんだなぁ。

2004/6/3
仕事で栗東ステーキ屋さんの取材。目の前の鉄板でアメリカ仕込みの包丁さばき(関係ないけど「訪朝裁き」と変換された、奥深い)で焼き上げられたステーキを頂く。こういう仕事があると、転職してよかったにゃーとマジで思う。ニュースでは子供が子供を殺す事件。

2004/6/4
京都営業中、学生時代のバイト先の前を通りがかる。ふと覗くとちょうど奥さんが顔を出されたのでご挨拶。「まぁまぁ久しぶり」とご主人さんも出てきてくださり、しばし談笑。「去年、転職したんですよ」などと言いつつアイスコーヒーご馳走になる。ここでバイトしてたのはもう10年も前。バイトの帰りに毎日寄った「ヴァージンメガストア京都」は今はもう無いのだ。

2004/6/5
休日。妻はバイトで朝から娘とのんびり。いっしょに図書館行って娘は「ハムスターの飼い方」の本を、僕は藤子不二雄A「頼むよ、和代氏。もう一度しゃべって」借りる。で今日は某DJさんの結婚披露パーティーに出席。会社の人たちといっしょにわいわいと。大抽選会で見事大当たり。賞品は新婦さんが某有名下着メーカー勤務ということで「高級下着セット」当たる。その場で包装をあけ、「被れ」コールの中、お約束通りの展開を披露。ちょっとおいしいと思うのは俺も関西人ゆえなのか。で終了後、会社の先輩らと夜の木屋町に・・。

2004/6/7
窪塚飛び降りのニュースを聞いて、妻が「絶対、なんか(おクスリ)やってるでぇ」だって。俺もそう思う。

2004/6/10
会社帰り庵野秀明監督「キューティーハニー」観る。さすがに30男が会社帰りに一人観るのはちと恥ずかしかったが。で映画はとびきりポップなエンターティメント作。さすがアニメーター出身だけあって構図の切り取り方、編集のテンポは抜群。「ハニメーション」を使ったアクションシーンはまぁまぁというところだったが、それ以外の何気ないカットがいちいちドポップでキュートで良かった。オープニングシーンの壮大なバカバカしさも実に漫画的で、一瞬出てくる永井豪先生もいい味だしてる。で佐藤江梨子は一世一代のはまり役、完璧なハニーぶりでキュートなことこの上無し。エロかわいいサービスカットも満載で生まれ変わるならサトエリに!と思ったね。あと堅物の女刑事を演じた市川実日子ちゃんが良い。黒ぶちメガネの彼女こそが裏の主役で、もっと彼女を見ていたいという感じ。決して美人ではないけど気高さと強さの裏に秘めた女性の美しさに惹かれた。この映画を壮大な予告編にして、大げさなCGとか無しで、サトエリハニーと市川実日子のコンビで1時間、1クールのドラマにしてくれたら絶対毎週観るけどね。

2004/6/13
休日。妻はバイトにでかけたので娘と。朝から湖岸で遊んだりペットショップに行ったり。おやつに2人でワッフル作る。アイスものっけて大満足。今日は穏やかないい休日だった。娘の記憶にうっすらとでも今日の日が残ればいい。夜はみんなでラーメン食べに行こうと「来々亭」へ。前の会社に勤めてた頃はしょっちゅう行ってたが、実に9ヶ月ぶりに。やはりここの豚キムチはうまい。

2004/6/15
今日は試写会の為、久々大阪へ。映画はカンジェギュ監督「ブラザーフッド」。朝鮮戦争に引き裂かれた兄弟のドラマ。戦争が遠いものじゃない韓国、複雑な「北」との関係がもたらす緊張感がその背景にあっての壮大なストーリーは理解しがたい部分もあるかもしれないが、ハードコアな戦争描写といいストーリーを引っ張っていく「映像」の力といい、韓国エンターティメントの底力を見せ付けられた。愛すべき映画というわけじゃないが、ここまでやるか!という韓国映画のパワーには正直驚いた。壮大な嘘っぱちこそがエンターティメント映画の醍醐味、そういう意味でもハリウッドなんかに肩並べてるな。

2004/6/17
久しぶりに早く帰るも、なにがあったのか妻は激怒、娘は泣いてるで気分悪し。

2004/6/20
ティムバートン監督「ビッグフィッシュ」を父の日に観る。現実と空想が織り成す、実に映画的な愛情に満ちた作品で、思わず号泣。愛すべき生まれて育ってくサークルに添えられた美しい水仙の黄色。ティムバートン監督の映画にかける想い、エンターティメントを作り出すクリエイターとしての姿勢を見せつけられた。荒れ果てた「幻の街」を救った主人公のように、ティムバートンは金や権力で歪められた「映画」という幻を、かっての「愛と夢に満ちた美しい幻」として取り戻そうとしているかのよう。こういう映画を観ると、人生って本当に素晴らしい、そして人間を愛しく思える。

2004/6/24
試写会で「69」観る。その後さらに「下妻物語」も。映画のはしごである。

2004/7/1
早いものでもう7月。今日は会社の創立記念日ということで夕方からバーベキューパーティー。仕事の関係で会場行きのバスの時間に間に合わなかったので欠席しようと思ってたのだが、同じくバスに乗り損ねた部長が「俺は今日、飲まへんから車で行こう」と強引に誘うので40分ばかり遅れて車で会場入り。しかし酒好きの部長が飲まずにいられる訳は無く、ある種部長の思惑通り僕が飲まずに運転手することに。ウーロン茶を飲みながらDJのKさんやシンガーのTさんとソウルミュージックの話。さすがにお2人ともプロ。自ら話振ったものの、ついていけず。これでも学生時代結構聴いてたんだけど、僕の浅はかな知識では太刀打ちできず。勉強不足でしたね。で会は終了。すっかり気持ちよく酔っ払った部長と監査役を車に乗せ、2人を浜大津のネオン街にお送りし、会社へ車返して、歩いて家まで。欲求不満やぁ!

2004/7/2
会社帰り滋賀会館シネマホールへ。廣木隆一監督 「ヴァイブレータ」観る。主演は寺島しのぶと大森南朗。トラックの運転席と助手席がほぼ全編の舞台。出ずっぱりの2人の演技を超えた演技がいい。都市生活者の孤独が生み出した男と女の寓話。孤独をこじらせて死んでしまいそうな夜、誰かに「触れたい」と思うどうしようもない気持ち。ファーストシーンでの寺島が見せる孤独感溢れる表情。胸にぽっかりあいた穴を埋めようとする緊迫感が漂うラブシーン。寺島しのぶ名演なり。そして受ける大森南朗の優しさがたまらない。30越えてからの「孤独感」は本当に性質が悪い。それを救ってくれるのは、文字通り「人肌のぬくもり」だけなのだ。それがどんなに安物の偽物でも、たとえ嘘だって構わない。一時でも死にたくなるような孤独を忘れさせてくれるのなら。で映画終わって席立つと、前の席に会社の同僚。「こんなマイナーな場所で・・」と驚かれるが、お互い様。

2004/7/3
今日は娘の誕生日。前から約束していたハムスター買いに、近所の友達もいっしょに朝から。ケージやらえさやら買い込み、念願のジャンガリアンハムスターを選んでご満悦の娘。帰って早速ケージにおがくずをひいてハムスターを放つ。娘や友達は興奮状態でやかましいことこの上なし。あげくに近所のガキどもはケンカしだすしで大変。はっきりいって自分の娘はかわいいが、他人のガキはうるさいだけだぞ!で夜、うちの両親、嫁の両親といっしょに皆で天串食べ放題の店で夕食。

2004/7/4
今日も暑いなぁ。朝から近所のガキンチョが娘のハムスター見たさに遊びに。これ当分続くぞ。でビデオで「BSマンガ夜話まんが道~」「爆笑問題のススメ」「松紳」「タモリ倶楽部」「きらきらアフロ」と立て続けに観る。しばらくテレビ見てなかったんだけど、ここにきてまた深夜番組チェックを始めている。「きらきらアフロ」オモロだなぁ。で夕方、図書館へ。

2004/7/5
会社帰り、ちょうど滋賀に来ていた友人と待ち合わせ駅前で飲み。

2004/7/6
仕事さくっと終わって心斎橋クラブクアトロへ。青山陽一のソロライブ観にいく。この前知り合ったマネージャーさんに招待してもらう。放送局に転職して良かった!でライブは実に、実に素晴らしかった。総勢7名での圧倒的な演奏、まさに充実のバンドサウンド。新作「ODREL」でのバンドサウンドがより力強く再現されていて、ギタリスト・青山氏の渋すぎるギターに感動。これぞ大人のロック。こういうの聴いちゃうと、×××みたいなガキのクソみたいな音楽聴いてられないぜ!

2004/7/7
水曜は「合気道」。ジャージに着替え道場で2時間しっかり汗をかく。かれこれ2ヶ月続いているのは奇跡的。で練習後はロイホで部長、Tさんと本日の反省会と称しての飲み。なんだかんだで皆「合気道」にはまっている。

2004/7/8
会社帰り久々にパルコの紀伊国屋で本を物色。「マンガ夜話まんが道」で「裏トキワ荘もの」とちらっと紹介されていた長谷邦夫「漫画に愛を叫んだ男たち」どうしても読みたくなって購入。それと森達也の「『A』マスコミが報道しなかったオウムの素顔」「放送禁止歌」、それと999円で「ファントム・オブ・パラダイス」のDVDが売ってたので思わず購入。

2004/7/9
会社帰りまた部長と一杯。仕事の話はしない主義の部長とはなぜか妙に馬が合う。2時間ばかり飲んで、番組終わりのSディレクターと合流し浜大津へ流れる。全く中身の無い話をさらに2時間ほどしてお開き。

2004/7/10
休日。朝から妻はバイト。娘とハムスター小屋の掃除したり。いつものように娘の友達が遊びに来る。2人の様子を伺いつつ、本を読みながら午後を過ごす。

2004/7/11
仕事で朝から長浜まで。仕事の合間食べた「黒蜜カキ氷」が激ウマ。

2004/7/12
月曜。今日は比較的涼しい。特に何事もなく一日が過ぎる。

2004/7/14
今日も合気道。さすがに2時間きっちりやると汗だく。ほとんど脱水状態。で練習後はいつものようにロイホでドリンクバーがぶ飲み

2004/7/16
仕事で某鉄道会社の「ビアトレイン」試乗する。電車の中でビール飲む、さすがに酔いがあっというまに回る。

2004/7/17
朝は娘と遊んで昼から仕事。夜、家族でかっぱ寿司へ。

2004/7/18
朝から仕事。湖岸の公園で明日の野外ライブイベントの準備。暑い。一気に日焼けだ。

2004/7/19
イベント当日。朝六時過ぎから野外で準備。とにかく暑い。でライブ終了8時。そこから後片付けで11時。その後会社で軽く打ち上げとかいいながらビールを一杯。男ばかりだったので、くだらない下ネタで2時まで。取締役も交じってワイワイ、バカ話できるなんていい会社だ。

2004/7/20
眠いが今日もお仕事。いろいろとイベントの後片付け。

2004/7/21
もう合気道ディだ。へとへとです。

2004/7/22
久々にタワーでCD物色。佐野元春の新作「The SUN」、紀伊国屋みうらじゅん本2冊「アイデン&ティティ32」「色即ぜねれいしょん」購入。