日々の泡。

popholic diary

BBB

金曜。帰りに先輩と安酒。たこ焼きと発泡酒、250円。下品なソースの匂い、申し訳程度にかかった青のり。楊枝で突き刺して口に放り込む。特別美味しくもなく、特別不味くもない。ゆるめたネクタイ、発泡酒が似合う男。250円分の愚痴が転がる。限りなく透明に近いグレー。30分で店を出て、ここから週末。ほどよく湿った風に吹かれていつもの夜道を歩く。誇り高き黒猫/尻尾を立てて歩く/柱の陰で爪をといで/呑気に欠伸を一つ/黒猫の死生学(サナトロジー)/一篇の詩残せなくても/黒猫の死生学(サナトロジー)/この爪痕残らなくても