日々の泡。

popholic diary

2023年12月9日~15日の話。

2023/12/9

朝一で京都まで。アップリンク京都にて戸田彬弘監督「市子」観る。恋人からのプロポーズを涙を泣きし、受け入れる市子。だがその翌日、彼女は突然失踪した。残された恋人・長谷川は彼女の行方を追い、彼女と関わった人たちの証言から彼女の歩んだ人生を辿っていく。一体彼女は「誰」なのか?社会の歪によって生じたちょっとした裂け目。その裂け目にできた暗く深い闇に落ち、必死に這い上がろうとする者。そこに手を差し伸べようとする者。時に差し伸べられた手すらも切り捨て必死にもがき這い上がろうとする市子。そのやるせなく果てしない物語が切実なまでの痛みをもって描かれる。杉咲花が「市子」を生きていた。圧倒的な存在感と確かな演技力。恐るべし名演。そして長谷川を演じる若葉竜也の優しい眼差し、物語のキーマンとなる森永悠希の頑なな一途さもまた素晴らしかった。あと中村ゆりが今までにない役柄を演じていて印象を強く残した。まぁ実は昔から中村ゆりさん好きなんだよねぇ。

帰宅しインスタントラーメンの昼食。NHK+で「大奥」。志田彩良岸井ゆきののコンビが良い。物語はいよいよ佳境へ。

夕方から妻と親戚の叔母さんのお通夜へ。母のいとこにあたる人で母とは姉妹のように親しくしていて、1ヶ月ほど前にいっしょに食事しお喋りばかりだったという。母の実家のすぐ近くに住んでいて、僕や兄と年の近い「はとこ」もいたので子供の頃からよく泊まりに行っていた。この前、博士さんの日記で50過ぎたら人生は引き算と言う話を書いていたがまさに。自分の人生の登場人物たちが一人去り二人去り…。俺の人生も佳境へというところか。

お通夜の後、近くのお店で母と兄、叔母と食事。京都の町中で大きな庭園がある大型店、海外からの観光客がひっきりなし。確かに京都らしくて値段もリーズナブル、人気あるのはわかるな。某有名企業のまぁまぁ偉いさんの兄、海外からのお客さんをよく案内するのだとか。お寿司と天ぷらのセットを頂く。兄貴のおごり、ごっつぁんです。

2023/12/10

とある食事会。朝から妻と手土産を買いに行って、いざ。とはいえ別に堅苦しいものではなく得意のBBQを振舞っていただく。これが本格的なもので実に実に美味かった!炭火のスモーキーな味わいが最高。3時間半かけてじっくり焼いてトロトロになったお肉なんて初めて食ったがうまいのなんの。

腹いっぱいの上、食べきれず残ったお肉のお裾分けまでもらい帰宅。ごっつぁんです。

さすがに食べ過ぎて夜はお茶漬けのみ。

2023/12/11

妻と娘は漫才を観に大阪まで出てるので一人の夕飯。昨日もらってきたお肉をチンして美味い美味いと至福の夕飯。

2023/12/12

溜まっている休みを消化。朝から京都シネマまで出て、マ・デヨン監督「スイッチ 人生最高の贈り物」を観る。トップスターの俳優、パク・ガン。スキャンダルも気にせず独身生活を謳歌している。昔からの友でマネージャーのチョ・ユンは彼に振り回されっぱなし。あるクリスマスの夜、酔いつぶれて不思議なタクシーに乗ったパク。「人生を選び直せるならどうする?」運転手からの奇妙な問いを考えつつ、目覚めるとそこには昔別れた恋人と二人の子供が。そしてマネージャーだったチョがトップスターになっている世界だった!という人生入れ替えコメディ。まぁもう大ベタな話だが、そこは韓国エンタメクオリティ。笑いあり涙ありの心温まるちょうどええクリスマスストーリーで実に気持ち良い。

radiko小泉今日子の「オールナイトニッポン」聴きながら京都駅まで歩く。石野真子伊藤蘭浅田美代子と先輩である70年代アイドルを招いて3時間50分の特番。キョンキョンのアイドル語りに選曲が楽しい。今や朝ドラ女優のお母さん、伊藤蘭さん。今も時々キャンディーズ時代の動画観ちゃうんだけど。コメディエンヌの才と華があってそこは完全に趣里さんに引き継がれてるなと思う。それにしてもいつまでも素敵だなぁ。

2023/12/13

文春オンラインでの小泉今日子さんの記事

bunshun.jp

さすが俺たちのキョンキョン!かっこ良すぎて泣ける。こういう風に考え、語れ、行動できる人、尊敬するな。

2023/12/14

師走と言う奴か。なんだかバタバタと忙しく、疲労困憊である。もはや日記も一行で終わってしまう。

2023/12/15

師走は続く。なんだかやるべきことが多すぎて何もできてない状態。動きが速すぎて止まっているように見えるように見せかけて実際止まっているという…。なんだかよくわからない。