2022/1/29
食パンにハムを一切れとマヨネーズでトースト。焼けたマヨネーズが美味しい。子供の頃、近所のパン屋「ブルーバード」のマヨネーズパンが大好きだったなぁ。日曜に兄と買いに行って競うように食べたな。それとここのクリームパンがまた美味しかった。クリームがなめらかじゃなくてホロホロとした感じでそれがたまらなく好きだった。今はもうないパン屋。子供の頃に好きだった味ってのは年々思いが募り美化されていく。タイムマシーンがあったら今はもう食べられないものを食べて回りたい。
散歩がてら大津アレックスシネマまで。シアン・ヘダー監督「Coda あいのうた」を観る。高校生のルビーは両親と兄の4人 家族の中で唯一耳が聞こえる。それゆえ、幼い頃から通訳として家族に欠かせない存在。しかし彼女には歌という特別な才能があり…てなフランス映画「エール」のアメリカリメイク版。舞台を漁港に移しより切実でエモーショナルな映画に。素晴らしかった!ルビーの苦悩や家族への想いが歌声に込められる。しかしその歌声を家族は聴くことができない。どうしようもなく隔たる世界。でも家族はそこを越えていく。自分の夢をあきらめ家族の為に生きようとする妹に兄は自分の為に生きろと激しく諭す。家に残ってほしいと願った父と母も、彼女の歌声が多くの人たちの心を動かす様を見て変わっていく。ルビーの歌声の何度も涙が溢れた。そしてあるシーンですべての音が消える。耳の聞こえない両親、兄の世界。その一瞬で彼らが生きてきた世界がどんなに厳しいものだったのかが伝わる。本当に素晴らしい映画だった。
映画観終わって、radikoで「蛤御門のヘン」聴きながらしばし散歩。角田さん欠席で、剃刀負け弁護士軍団の長谷川さん、大谷さんに盟友・香川照え先生。後半の音楽話が良かった。それぞれの音楽との出会い、音楽の思い出。自分と被る部分もあり楽しく聞けた。僕も大学生協でQ盤よく買ったなぁ。東向日駅前のサウンドショップ・タキ、四条烏丸の十字屋、BALの地下にあったヴァージンメガストア京都、梅田LOFTのWAVE、大阪丸ビルのタワー…よく通ったレコード店、今はもうない店ばかり。歳をとると思い出ばかりが増えていくな。
商店街のスーパーに寄ってコロッケと吉村智樹さんがTeitterで絶賛していた三ツ矢クラフトコーラを見つけたので買って帰る。昼ごはんはサッポロ一番塩ラーメンに冷凍の水餃子と卵を入れて。買ってきたコロッケはトーストに挟んでコロッケパンにして。クラフトコーラ、フルーティな感じもあって美味しい!
アマプラでキム・ドクス監督「パートタイム・スパイ」を観る。カン・イェオン主演のアクション・コメディ。何をやってもダメでなかなか正社員になれないヨンシルがひょんなことから詐欺グループの組織にスパイとして潜入することに…ってな、いかにもなコメディ。美人女優にしてシリアスからコメディまでこなすカン・イェオンの熱演ぶりが楽しい。
帰ってきた妻の手にもコロッケ。牛肉コロッケとカレーコロッケで夕飯はコロッケパーティ。
2022/1/30
8時起床。ハムエッグとトースト、ヨーグルトの朝食。いつものように午前中は妻と買い物。昼はパスタ。混ぜるだけのたらこソース。たらこスパゲティ初めて食べた時もあまりの美味しさに驚いたなー。
午後の映画はNetflixでヨン・サンホ監督「サイコキネシス 念力」。妻子と別れ警備員としてその日暮らしのソッコン。ある日、ひょんなことから超能力を手に入れる。そんな時、幼いころに別れた娘ルミがピンチに立たされていることを知り…というコメディ風味のSF。名優リュ・スンリョンとシム・ウンギョンの共演。ダメ親父が超能力を手に入れ使いこなせないままなんとか娘のためにと苦闘する姿、リュ・スンリョンの顔芸も満載で楽しい。皮肉めいた社会風刺要素もありつつだが、若干消化不良かな。
夜はしゃぶしゃぶ。商店街のクーポンで妻が買ってきた牛肉で。
2022/1/31
月曜。朝ドラ展開早い。るいちゃん、幸せそうで何より。仕事はなかなか営業回りもしづらくデスクワークが続く。これはこれで疲れる。たいしたこともしてないのにぐったり。
博士さんと町山さんの対談。今回も刺激的だし勉強になる。アメリカと大阪の現状。頭クラクラするな。
かっては文化的だった大阪が今や…。前にも書いたが、上岡龍太郎と中島らもの不在は大きい。
2022/2/1
2月。ぼんやりしているうちに1月は過ぎた。
2022/2/2
朝から病院。ホルモン異常からくる高血圧症ということで昨年から治療中。今日は血液採取とCTスキャン。病院に行くのも少し腰が引けるが…。1時間程度で終了。午前中は休みにしたので一旦帰宅。休みの妻と猫たちとしばしぼんやり。昼ごはん食べながら普段は観ないワイドショーを見ると、石原慎太郎の話題。誉めそやし功績をたたえるばかりで、なんというか頭抱えちゃう。悶々としつつ出社。
で一仕事終え会社帰りにふらっと本屋に寄って小泉今日子「黄色いマンション黒い猫」を購入。久々の文庫本。中学生の頃から文庫本は随分読んだし大好きだった。休みの日には本屋に行って文庫本の棚を端から端まで眺めたもんだ。新潮文庫の小林信彦、筒井康隆、角川文庫のつかこうへいなどを買い集めては本棚にずらっと並べる。コミックスも作者ごとにちゃんと1巻から揃えて並べる。それを眺めるのが好きだった。小学生の頃はてんとう虫コミックの藤子不二雄作品、ジャンプコミックでは江口寿史「パイレーツ」「ひのまる劇場」「ひばりくん」、鳥山明「Dr.スランプ」、北条司「キャッツアイ」、新沢基栄「奇面組」、ゆでたまご「キン肉マン」、双葉社の「じゃりン子チエ」あと小学館ならあだち充の「タッチ」に「みゆき」きれいに並べてずっと見てたな。本当は今もすべての本やCDを大きな棚に並べたいが、それは20年も前に破綻した。家の大きさと物量が釣り合わないのだ。結婚した時、天井までのCD棚を買ったがあっという間に埋まり、前後二段に隙間という隙間に押し込み、それでも足りずに今や段ボールが数箱、もはやどこになにがあるかわからない。本もコンビニだった妻の実家からもらってきた本棚に並べたがこれも早々に破綻。泣く泣く数十冊は手放したが、やはり手放すのが嫌で結局段ボールに床にと積み上げられている。もう酷い有様。さすがに今後家を建てることもないし、図書館みたいな家に住みたいという夢は果たせそうにない。
2022/2/3
テレワーク。部屋で一人仕事してると、ついついおやつたべちゃうな。昼はうどんと玉子丼。砂糖、しょうゆ、粉末だしを下品に思てる1.5倍増量したら抜群に美味しい玉子丼ができた。結局、甘いが美味いのだな。
radikoで「中川家ザ・ラジオ・ショー」「東野幸治のホンモノラジオ」「ダイアンのTOKYO STYLE」「東京ポッド許可局」を。「ホンモノラジオ」ゲストのエルフ、地味な方ツッコミのはるをひたすらいじる東野さんおもろい。
夜、来るべき新作の為「ゴーストバスターズ」を見直す。84年当時、友達と京都の映画館まで見に行ったなぁ。ロキシーだったかピカデリーだったか。ビル・マーレイやダン・エイクロイドといった当時もっとも人気があり油乗り切っていたコメディアンたちが、NYを舞台に誰もが楽しめる壮大なエンタメとして作り上げた込んだ映画。当時の最先端SFXは今見るとちゃちいがそれもまた懐かしく楽しい。当時ひょうきん族でパロディやって赤信号の小宮さんがそっくりだからということでリック・モラニスの役してたな。ふと思う、あの頃「タケちゃんマン」を映画化していたら。普段はいがみ合っているタケちゃんマンとブラック・デビルが地球の危機を守るため力を合わせ戦うなんて話はどうだろう。鶴ちゃんや邦ちゃんが助演。赤信号やヒップアップ、のりおがオバQメイクで1シーン登場したりね。ギャグに小ネタ、壮大な特撮を駆使して大人も子供も楽しめる大エンタメ作として。
2022/2/4
金曜に到着。コロナ感染者数、滋賀でも1000人越え。なんとなく気が重い。気持ちを上げるべく少女時代を聴く。2010~2012年ごろのK-POP聴くと元気になるなー。しかしK-POP聴き始めてあっという間に10年たつ。今思えば中年クライシスを乗り越えられたのはK-POPとの出会いが大きかった。毎日、新しい音楽と出会うのが楽しくてYouTubeで動画を見漁った。鬱になる暇がないほどK-POP漬けで40代を過ごした。少女時代、KARA、Secret、T-ARA、RAINBOW、IU、f(x)、Apink、Girl's Day、Twice、Lovelyz…ライブやイベントにもずいぶん行ったし数えきれないぐらいの動画と音源を観たり聴いたりした。それにどれだけ救われたか。
水道橋博士さんゲストのTBS「アシタノカレッジ」聴く。武田砂鉄さんとの会話はお互いがわかり合っているところからのスタートだから、短い時間の中でもがっちり話がかみ合い、聴いていてうんうんと肯くところがいっぱい。メディアの中で高須氏のヒトラー礼賛にはっきり異議申し立てを口にしている人は博士さん以外知らない。間違っているとわかっていることでも札束の前で黙り込むしかない。それも痛いほどわかる。でもそれって恥ずかしくないか。誰かじゃなく自分がそれを許すのか。布団の中で自分に問いかける。
今週聴いていた音楽は
- 「Rum Pum Pum」Lee Jin Ah
- 「Dawn FM」ザ・ウィークエンド
- 「Unvisible」Lee Jin Ah
- 「Jinah Restaurant Full Course」Lee Jin Ah
- 「おれに歌わせろ」ビートたけし
- 「Party Down」Little Beaver
- 「Hutson」Leroy Hutson
- 「almost green」綿内克幸
- 「Traveler」Yozoh
- 少女時代