日々の泡。

popholic diary

2022年12月3日~9日の話。

2022/12/3

いつもの時間に会社。休日出勤。バタバタと一仕事して2時過ぎ帰宅。平和堂で買ったカレーパンと三ツ矢クラフトコーラの昼食。

アマプラでキム・ヒョンジュ監督「ミッション:ポッシブル」。中国からやってきた秘密要員と元特殊部隊の興信所の社長。お互い勘違いのままコンビを組むことになって事件を解決というイ・ソンビン主演のアクションコメディ。とりあえずイ・ソンビンのコメディエンヌぶりとアクションを楽しむ、いい意味でも悪い意味でも何も残らない一作。でも時々こういうの観たくなるんだよね。

で妻と自転車で大津市伝統芸能会館能楽堂へ。漫才コンビ米粒写経例大祭。ゲストはマキタスポーツ。地元の会館で観られるのは嬉しいな。能楽堂は初めて入ったが立派な能楽の舞台で驚いた。舞台に立つ演者は足袋を履かなければならないんだとか。

でまずは米粒写経水道橋博士をして天才と言わしめた居島一平の猪木落語。ナンセンスな面白さで客席があったまったところでゲストのマキタスポーツ登場。ここからもう怒涛の音ネタ。これがもう最高のエンタメで素晴らしかった!まさに「音ネタ」。音楽を巧みに操り大爆笑を生み出していく。やたら絡む自分本位のおっさん客をいなしながら、音楽と笑いの力でねじ伏せていく。初めてネタを観た妻も爆笑していた。極上のエンタメをたっぷり堪能。そして再び米粒写経。狂人か?天才か?マニアックかつ細部まで徹底して再現される映画モノマネなどをふんだんに盛り込んだナンセンス極まりない1時間近くに及ぶ大漫才!凄かった。いやーいいものを観た。それも地元で、妻と楽しめたのも良かった。

2022/12/4

妻が出かけたので、映画館へ。ジャウマ・コレット=セマ監督「ブラックアダム」観る。ドウェン・ジョンソンがアンチヒーローを演じるDC映画。どんなCG映像よりドウェン・ジョンソンのあの顔と身体、これ以上の説得力あるか。ヒーロー軍団もそれぞれ見せ場アリで、現れる敵をドカーっと蹴って、ドカドカ行って、DCユニバースの開幕!シャザム!の新作も近日公開だし、DC今後の展開も楽しみ。以上。最高。

2022/12/5

ドラマ「エルピス」は社会を描いている。描かれる社会のクソっぷりは現実世界を鏡のように映したものだ。どんどん深まっていくなぁ。

それにしても差別発言を連発するクソヘイターを要職に付け、経済をボロボロにしときながらなお税金を巻き上げようとする。反日カルト教団とズブズブだと指摘され、バンバン証拠挙げられても誰も辞めない。世論調査でも国民の3割程度にしか支持されてないくせにひたすら嫌がらせを続ける政権が、なぜひっくり返らないのか。後戻りできないぐらいに腐りきってる。そしてその腐りきった中に自分もいるのだ。無力さに忸怩たる思い。子供たちに申し訳ない。

2022/12/6

母に頼まれた年賀状印刷に四苦八苦。もう10年近く使っているプリンターがいよいよダメに。印刷できたかと思うと白紙。クリーニング繰り返すも途中から白紙とかそんなのばっかりでイライラ。インクはすぐなくなるしで腹立ってきた。ま、年末にしか使ってないから、しょうがないね。

ふとPINKが聴きたくなって聴く。福岡ユタカホッピー神山岡野ハジメなどが在籍した80年代に活動した最高にかっこいいファンクバンド。大沢誉志幸さんのバックバンドを務めていたことから知って、85年5月1stアルバム「PINK」を発売日に買った。ジャケットがかっこいいんだこれ。福岡ユタカの日本人離れした唯一無二のボーカル。ソウルフルとも違う、人間の根源的な野蛮さがあって惹きつけられた。そしてサウンドは今聴いても、圧倒的にファンキーでドかっこいい。ここまでの音に到達しているバンドは今もない。アルバム再発や配信も含めて、今こそすべきだと思うな。かってこんなにかっこいいバンドがいたんだということを世間に、世界に知らしめてほしい。

2022/12/7

TVerで「あちこちオードリー」ゲスト森脇健児が面白い。いじられ、突っ込まれでいい味がにじみ出る。笑った。

水曜日のダウンタウン」。前半は面白いのだが、クロちゃんの一連のシリーズをもはや楽しめない自分がいる。というかもう見ていられない。男たちが女性たちに与える酷い試練。笑いで救えるレベルの地獄じゃない。

2022/12/8

NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」をまとめ観る。料理を作って、食べる。この当たり前のことにすら誰かの顔色を見て、抑圧されてきた二人の女性が、作りたいと食べたいの対等な関係の中で解放されていく。家父長制が生み出した歪をもろに受けるのはやはり女性である。見えない壁、ガラスの天井、横暴な視線、繋がれた鎖、無言の圧力…男はその優位性から、そのことにあまりに無関心で無頓着であり続けた。傍若無人に踏みつけてきたのだ。自分のそのうちの一人。まずはその足をどけなければ。

2022/12/9

金曜。結局、年賀状印刷は残り10枚ほどがどうしても印刷できずに諦めた。

夜何となくテレビで「天使にラブソングを2」を観る。1作目は先週もやってたし、今までも何度となく観ていたけど2はあまり印象になかった。観てないことはないはずだけどもはや記憶がおぼろげ。ベタ中のベタな王道映画だが金曜の夜にはふさわしい。それぞれの事情、それぞれの抑圧から、音楽が解き放つ。物語には時として希望が必要だ。たった1%の希望だとしても、希望があるということを示さないと、この世界は瞬く間に闇に落ちる。