日々の泡。

popholic diary

2021年4月25日~5月1日の話。

日曜。娘は仕事。妻と買い物ルーティン。午後、アマプラで映画を一本。レジーナ・キング監督「あの夜、マイアミで」を観る。1964年2月25日、プロボクサーのカシアス・クレイ(後のモハメド・アリ)はヘビー級の世界王者に。彼の勝利を祝うため、活動家のマルコムXアメリカンフットボール選手のジム・ブラウン、歌手のサム・クックが、マイアミのホテルの一室に集まる。その一夜、彼らが交わした会話を描く。自分たち黒人の為に、それぞれが持つパワー(影響力)をどう使うのか。それぞれの立ち位置や考え方の相違、共感と衝突。会話の中で揺れる心情。この夜から時は過ぎ2021年。今もなお変わらず続く差別の現実が切ない。

朝ドラ「おちょやん」。物語も佳境に入り先週からここにきてさらに息が詰まるような展開。杉咲花がとにかく素晴らしく、ぐっと見入る。彼女のパッと花が咲くような笑顔に毎朝元気をもらっていたが、同じ笑顔でもその奥にある悲しみを見せまいとしながら隠しきれない表情の変化が胸を打つ。宮澤エマ(絶品!)演じる義母との再会。思えば「おちょやん」にはどこかシスターフッド的要素がある。岡安のおかみと福富のおかみもいがみ合っているようで、どこか共闘していたし、みつえと千代、劇団のルリ子や香里、灯子でさえも千代にとっては共闘する同志であったように思う。

アカデミー賞助演女優賞に「ミナリ」のユン・ヨジョンさん。韓国映画ファンなら誰もが知る名優。ちょっととんがってて、かっこいいインタビューやスピーチなども痛快。素晴らしいね。

今週の「大豆田とわ子と三人の元夫」も面白かった。東京03、角田さんまんまのようなキャラも楽しく、ダンスシーンは夢のように美しかった。窮屈で退屈で、世界は酷くなる一方のようにも思える今日この頃だけど、まだ終わっちゃいないと感じられる。エンタティメントに救われる夜。

はっきり言っておくけど、政治に染まったオリンピックなんてやめちまえよ。

しかし、東京、大阪、名古屋…揃いも揃って……選挙には行かないといけないよ、まじで。

祝日。アマプラでドキュメンタリー映画、ギャレット・ブラッドレイ監督「TIME」を。銀行強盗の罪で捕まった黒人夫婦。初犯かつ即逮捕で早々に釈放された妻だが、夫に下った罰は懲役60年!さすがにおかしいだろ!と夫の釈放を求める妻。その20年を追うドキュメンタリー。20年前のホームビデオの映像から時間が積み重なっていく。愛の物語であり闘いの物語。

YouTubeでNeggicoのKaedeさんアコースティックライブを視聴。佐藤優介さんとのコンビで。いい曲、いい声、いいライブでほっこり。

今週よく聴いてたのは韓国のシンガーソングライター、Choi  Jungyoon。素直なメロディに歌声。なのにやけに耳に残る。


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土曜。休日出勤。バタバタとこなし終了。さてGW。とはいえ何の予定もなく。ここんとこ、ため息に飲み込まれるような毎日。…いかんいかん。明日は休みじゃないか。